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昔のポケモンカードは使えない?レギュレーションやレギュ落ちを解説

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こんにちは!Pです。

今回はポケカの対戦レギュレーションについての解説記事となります。

以前の記事のおさらいになる部分もあると思います。

ポケカを始めたばかりという方は特に要チェックです!

この記事の目次

はじめに

ポケモンカードにはいくつかの対戦レギュレーションがあり、ジムバトルトレーナーズリーグシティリーグチャンピオンズリーグといった各種イベントでは主に「スタンダード」というレギュレーションで対戦が行われます。
皆さんが遊んでいるポケモンカードはよっぽどスタンダードレギュレーションです。

このスタンダードレギュレーションは、端的に言うと新しいカードしか使えず、使用不可になるカードが定期的に発生する対戦形式です。

もし対戦に使用できないカードを使用していた場合、レギュレーション違反となり失格処分を下されることもあるので、レギュレーション変更が為された際には十分に注意しなければなりません。

昔のポケモンカードは使えない?レギュレーションとは?

レギュレーションが異なれば、使用できるカードも異なります。

ここ数年のポケカには全てカードの左下にレギュレーションを表すマークが記されており、「A」「B」、「C」といったアルファベットになっています。

後述しますが、スタンダードレギュレーションでは古いカードはどんどん使用できなくなっていきます。

2024年12月現在のスタンダードレギュレーションでは「F」「G」「H」のカードをデッキに採用することができます。
「A」から「E」のカードについては基本的にはデッキに採用できないので注意が必要です。

ここからは、レギュレーションの3つの種類について解説していきます。

スタンダードレギュレーション

スタンダードレギュレーションは、一番定番のレギュレーションになります。

初心者の方でも始めやすく、主に最新カードを中心にカードの範囲を決めています
公式大会は基本的にはこのレギュレーションです。

2024年1月26日からは「E」のレギュレーションが使用できなくなり、「F」「G」「H」のレギュレーションのみをデッキに採用できるようになりました。

2025年1月下旬ごろは「F」のカードが使えなくなるレギュレーション変更が施行されます。

過去シリーズで使用できるカード

ポケモンカードには世代ごとにシリーズが分かれており、拡張パックに記載されています。
現行のカードは「スカーレット&バイオレット」ですね。

<過去シリーズ一覧>
「ソード&シールド」
「サン&ムーン」
「XY」
「XY BREAK」
「BW」
「LEGEND」
「DPt」
「DP」
「ポケモンカードゲーム」
「ADV」

昔のシリーズのカードで、マークだけを参照すると既にスタン落ちしているものであっても、「F」「G」「H」レギュレーションに収録されているカードと同じ名前であれば使用することができます。

新しいバージョンも古いバージョンも画像のカードは全て今のレギュレーションで使える

<例>
「エネくじ」
「エネルギーつけかえ」
「エネルギー回収」
「エネルギー転送」
「改造ハンマー」
「カウンターキャッチャー」
「学習装置」
「クラッシュハンマー」
「げんきのハチマキ」
「ジャッジマン」
「すごいつりざお」
「スーパーエネルギー回収」
「スーパーボール」
「スクランブルスイッチ」
「ダークパッチ」
「ともだちてちょう」
「ネストボール」
「ハイパーボール」
「ふしぎなアメ」
「ポケギア3.0」
「ポケモンいれかえ」
「ポケモン回収サイクロン」
「ポケモンキャッチャー」
「マスターボール」

ボール系など、汎用性の高いカードは最新レギュレーション版で再録され、再び使えるようになる可能性が高いです。

ただし注意点があり、
「博士の研究(マグノリア博士)」
「博士の研究(アララギ博士)」
「博士の研究(ウィロー博士)」
「博士の研究(オーキド博士)」
「博士の研究(ナナカマド博士)」
「博士の研究(オーリム博士)」

「博士の研究(フトゥー博士)」
は同じ名前のカードとして扱い、デッキに4枚しか採用できません。

また、「ボスの指令」も同様に
「ボスの指令(サカキ)」
「ボスの指令(フラダリ)」
「ボスの指令(アカギ)」
「ボスの指令(ゲーチス)」

は同じ名前のカードとして扱い、デッキに4枚しか採用できません。

昔のポケモンカードでも使えるカードがある

先程も少し触れましたが、レギュレーションでもうデッキに採用できないカードだったとしても、使用できるカードが一部あります。

ここでは、使用できるカードと使用できないカードの違いについて見ていきます。

同名カードであれば使用できる

現在のレギュレーションで使用できるカードと同じ名前・効果のカードであれば、過去のレギュレーションのカードでも使用できます。

例えば、レギュレーション「G」のカードに「ハイパーボール」がありますが、レギュレーション「A」と書かれている「ハイパーボール」もあります。

本来、レギュレーション「A」のカードは現在使用できませんが、同じ名前・同じ効果のカードが現行レギュレーション内に存在するので、種類を問わずデッキに採用することが可能です。

レギュレーションA Verのハイパーボールも現在のレギュレーションで使える

同名ではないカードは使用できない

同じ効果でキャラが一緒でも、カード名が異なる場合は使用できません。

例えば、現在のレギュレーションで使用できる「ボスの指令(フラダリ)」があります。
そして、現在は使用できない「フラダリ」というカードもあります。

今のレギュレーションではボスの指令は使えるがフラダリは使えない

これらは効果は同じ内容ではありますが、カード名が異なるため使用できません。

ポケモンカードの「レギュ落ち」とは?

ポケモンカードには、「レギュ落ち」(または「スタン落ち」)という言葉があります。
これらは、レギュレーションの変更でカードが使用できなくなることを指します。

現在はレギュレーションマーク「F」「G」「H」が使用できますが、2024年1月下旬までは「E」まで使用できていました。

「レギュ落ち」するタイミング

レギュレーションの変更は、年1回、定期的に行われます。今まで通りであれば毎年1月下旬になるでしょう。

以下が、これまでのレギュレーション変更の主なスケジュールです。

・2023年1月26日(「E」が使用不可に)
・2023年1月20日(「D」が使用不可に)
・2022年1月14日(「C」が使用不可に)
・2021年1月22日(「B」が使用不可に)

レギュレーション変更のアナウンスはチャンピオンズリーグやポケモンカードの公式YouTubeチャンネルなどの動画配信内で発表されるので、毎年年末ごろは要チェックです。

「レギュ落ち」しても使える場面はある

レギュ落ちしてしまうと、今後ずっと使用できなくなると思っている人もいるはずです。

しかし、スタンダードレギュレーションでの使用ができなくなっただけで、他のレギュレーションの大会などでは使用することができます。

詳しくは後述しますが、「エクストラレギュレーション」、「殿堂レギュレーション」といったルールもあります。

確かに、大きな大会やジムバトルなどはスタンダードレギュレーションが多いですが、サイドイベントや一部イベントではエクストラや殿堂といった別のレギュレーションでも開催されています。

つまり、全く使用できなくなることはないということです。
レギュ落ちしてしまったからといってすぐに手放すのはちょっともったいないかもしれませんね。

「レギュ落ち」システムがある理由

ここで気になるのが、なぜレギュ落ちというシステムがあるのかでしょう。

ポケモンカードは定期的にカードが発売されるので、プレイヤーもその都度カードを集めてデッキを構築していきます。
しかし、カードが増えていく過程で、昔のカードと組み合わせて使うことによって開発側の想定外の挙動を起こしたりしてしまうと、ゲームのバランスが非常に取りづらくなってしまいます。
そして、その対処法としてはカードを使用禁止にするルール改定が挙げられますが、これは基本的にどんどん増えていってしまうものなので、初心者にはとても覚えきれません。

また、生産終了となったパックにデッキに必要なカードが収録されている場合、強いデッキを構築するためのコストがどんどん増えてしまいます。
そのため、レギュ落ちシステムを導入することでカードゲームのバランスをとっているのです。

スタンダードレギュレーション以外の遊び方

エクストラレギュレーション

エクストラレギュレーションはスタンダードレギュレーションより使えるカードがかなり多く、「BW」シリーズから最新のカードを使うことが出来ます。

こちらは使えるカードの種類が豊富なのでスタンダードレギュレーションとはまた違った楽しみがあります。

使用できるカードとできないカード

まずは、使用できるシリーズを紹介します。

・「スカーレット&バイオレット」
・「ソード&シールド」
・「サン&ムーン」
・「XY」
・「XY BREAK」
・「BW」

続いて、使用できないカードを紹介します。
以下のカードたちは強すぎる等の理由によりエクストラレギュレーションでは使えなくなっています。

「アーケオス(BW2)」
「フラダリの奥の手」
「巨大植物の森」
「マツブサの隠し玉」
「アンノーン(SM8 特性『DAMAGE[ダメージ]』)」
「アンノーン(SM8 特性『HAND[ハンド]』)」
「こわいおねえさん」
「ムサシとコジロウ」
「リセットスタンプ」
「マーシャドー(SM3+など 特性『やぶれかぶれ』)」
「フラベベ(SM6 特性『ぬけがけしんか』)」
「ムウマージ(SM10)」
「レッドカード」
「ザクザクピッケル」
「しまめぐりのあかし」
「ゲーチス」
「マチスの作戦」
「ヤレユータン(SM5Sなど)」
「時のパズル(XY9など)」
「オカルトマニア(XY7など)」
「シェイミEX(XY6など)」
「ミロカロス(XY2など)」
「ヤミラミ(BW4)」
「回収ネット(S2など)」
「ヨマワル(特性『ひとだましんか』)」

上記のカード以外にも、"公式大会では使用できない"という文言が書いてあるカードは使用できません。

また、サポートの「博士の研究」「ボスの指令」は、枚数に関係なく、1つのデッキに1種類しか採用できません。

殿堂入りレギュレーション

殿堂レギュレーションのルールとして、60枚の殿堂ポイントの合計が4以下でないといけません。

強いカードにはあらかじめ殿堂ポイントが設定されており、★(1ポイント)から★★★★(4ポイント)までの4段階となります。

それ以上の場合は、「禁止カード」として設定されるカードもあります。

★(1ポイント)★★(2ポイント)★★★(3ポイント)禁止カード
シェイミEXネンドールダーテングカクレオン
探究者巨大植物の森フォレトスミラクル・ダイヤモンド
アンノーン【R】時空のゆがみポリゴン2ミステリアス・パール
アグノムアカギの先制ユクシーワンダー・プラチナ
ハードマウンテンジャンクアーム破れた時空フラダリの奥の手
ポケドロアー+ミュウツボツボ
クロバットG[ギンガ]アーケオス
マニューラ 
どくさいみん光線

使用できるカード

殿堂レギュレーションで使用できるカード(シリーズ)は以下の通りです。

・「スカーレット&バイオレット」
・「ソード&シールド」
・「サン&ムーン」
・「XY」
・「XY BREAK」
・「BW」
・「LEGEND」
・「DPt」
・「DP」

まとめ

という訳で、レギュレーションやレギュ落ち、昔のカードで使用できるカード・できないカードについて詳しく解説しました。

ポケモンカードはこのレギュ落ちシステムにより初心者が参入しやすく、限られたカードプールでデッキを組んだり対戦したりする奥の深いゲーム性を保っています。

今まで使えていた好きなカードがレギュ落ちしてしまうショックは大きいと思いますが、それをきっかけにエクストラレギュレーションを始めてみるのもいいかもしれませんね!

Writer : P

この記事を書いたライター

P

愛知県のポケカプレイヤー。 二児の父。たまに読み物も書いてます。

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