こんにちは!Pです。
12月6日発売予定の「テラスタルフェスex」までいよいよあと一週間となりました。
私事ですが、次回のシティリーグシーズン2が新弾発売直後なので今から戦々恐々としています…。笑
今回はそんな「テラスタルフェスex」に収録される新規カードの解説記事となっております。
環境に大きな影響を与えそうなカードから面白い使い方ができそうなカードまで、ひとつずつピックアップして解説していきます!
※カードリストはポケモンカード公式トレーナーズウェブサイトのカードリストより引用しております。
新規カードリスト+評価
「イーブイex」
『にじいろDNA』により、後述のブイズのexに進化することができます。同パックにはexでないブイズも収録されていますが、そちらには進化できないので注意。
進化元としての適性は『ブーストしんか』の「イーブイ」の方が上ですが、こちらはテラスタルなので「ゼロの大空洞」でベンチを広げることができ、単体で「ガラスのラッパ」の使用条件を満たしつつエネルギーを付けることができるので、差別化は可能です。
「ブースターex」
『アクセルピーク』の「ミライドン」のように、序盤の展開を支えつつ高火力の下ワザで圧力をかけていく立ち回りになるでしょう。
「きらめく結晶」をつけることで、残りは何エネルギーを付けても『バーニングチャージ』を使えます。炎タイプであることを活かして「オーガポンみどりのめんex」を一撃で倒すことができるのが強力です。
「シャワーズex」
相手のexポケモン全体に60ダメージを与えることができます。「イキリンコex」「ミュウex」「キチキギスex」のようなシステム系のexポケモンが並べられた盤面で有効。
ただし、ベンチにいるテラスタルのポケモンに対してはダメージを与えられず無効化されてしまうので注意。
「サンダースex」
2枚トラッシュした場合は240ダメージとなかなかの数値。「タケルライコex」よろしく、「オーガポンみどりのめんex」と組み合わせることで効率的に大ダメージを出していくことができます。
青天井ではないものの、トラッシュするエネルギーの枚数が少ない点と、「ルギアVSTAR」や「オリジンパルキアVSTAR」などに対し弱点を付ける点で優れています。
HPは他のブイズexに比べて少しだけ低いものの、逃げゼロなので使いやすくていいですね。
「エーフィex」
上ワザは「クセロシキのたくらみ」や「ジャッジマン」などを使った後、さらに相手の手札を減らしていけます。
『アマゼツ』は『デヴォリューション』のような効果をしていますが、こちらははがした進化ポケモンを山札へ戻す(相手の手札を増やさない)ためかなり使い勝手の良いワザです。
160ダメージも与えておけば大抵の進化元をきぜつさせることができるので、『サイコアウト』で選択肢を奪った上で『アマゼツ』により盤面崩壊…といったような立ち回りができると良いでしょう。
「ブラッキーex」
混乱付与でワザの撃ち合いに強い。
逃げエネの重いポケモンを捕まえて『オニキス』連打で勝ち…という風に持っていきたいところ。
「きらめく結晶」をつけることで、エネルギー2つで『オニキス』を宣言することができます。「バシャーモex」や「ハピナスex」のようなエネルギー加速手段と併せて毎ターン宣言できると強力ですね!
「リーフィアex」
エネルギーの数を参照するワザとしては倍率がかなり高いのが特長。場のエネルギーが多い「ルギアVSTAR」はもちろん、「テツノカイナex」の『ごっつあんプリファイ』の返しに一撃で倒せたり、『れんごくしはい』で3枚エネルギーを付けた場合は「リザードンex」もワンパンで沈めることができます。
下ワザの総回復量もなかなかのもの。『ファントムダイブ』などで乗ったダメカン程度なら余裕で全回復できます。
「グレイシアex」
条件付きではありますが、確定きぜつの強力なワザを持っています。
『フロストバレット』で倒したいポケモンにあらかじめ30ダメージを与えておき、「マシマシラ」の『アドレナブレイン』で残りの30を乗せて『ユークレース』できぜつさせるという流れが強そうです。
ダメカンが7個乗っているときぜつさせることができないので注意!
「スボミー」
今回のパックで恐らく最も注目されているであろうカード。
HP30ながら、逃げゼロ、エネゼロでダメージありの確定グッズロックと破格の性能をしています。
後攻1ターン目に「ペパー」から「なかよしポフィン」、「緊急ボード」を持ってきて前を逃がし、いきなりグッズロック…といったような動きは今後の環境でよく見ることになるかもしれません。
グッズが止められると、「ネストボール」や「なかよしポフィン」といったポケモンを展開するカードだけでなく「ふしぎなアメ」も止まるため、2進化デッキにとってはかなりの足止めとなります。
オマケのような10ダメージがとても大きく、『ファントムダイブ』で「オーガポンみどりのめんex」の210、「ヒトカゲ」や「ラルトス」などの70ラインを取れるようになるので、【ドラパルト】に組み込むと強力です!
「レジギガス」
対テラスタル特化のワザを持つたねポケモンです。「リザードンex」をピッタリ倒せる脅威の330ダメージ。特性を持たないポケモンなので厄介な「オーガポンいしずえのめんex」もきっちり倒してくれる。
【ルギア】に入れて2体の「アーケオス」でデッキから特殊エネルギーを4枚付けたり、「グレンアルマ」の『ひおくり』で即起動して使うと良いでしょう。
「アズマオウ」
特性『おまつりおんど』を持つ新規カード。条件を満たせば、なんと1エネルギーで120ダメージを出しながら4枚もカードを引くことができる。
進化元の「トサキント」も『おまつりおんど』を持っていることから、「バチンキー」の『ドンドンだいこ』を活かしやすい。
「ホーホー」
HPが80なので「なかよしポフィン」の対象外ですが、「スピンロトム」の『ファンコール』で山札から持ってくることができるので、HPの高さを重要視するなら採用するのもアリかもしれません。
逃げエネは2と重めですが、進化することでこのデメリットはなくなります。
ねむり状態にならない特性は残念ながら現環境においては役に立つ場面は無さそうです。
「つりざおMAX」
1枚で「夜のタンカ」5回分という破格の性能を持つエーススペック。きっちり5枚回収すべく終盤に使いたいですね。
「夜のタンカ」のようには雑に使えないので、『カースドボム』を2回ほど使った後、トラッシュされた「ヨノワール」「サマヨール」を一気に回収して再起動を狙っていく動きが強そうです。
「トレジャーガジェット」
「パーフェクトミキサー」のような効果をしていますが、こちらは手札の枚数が大きく増えます。
有効な使い方としては、「ロトムVSTAR」でしょうか。どうぐを5枚持ってきてから『へんかんスター』で一気に手札交換すれば、「パーフェクトミキサー」を使うよりも効果的に火力を上げることができます。
「ハバンのみ」
仮想敵は「ドラパルトex」、「レジドラゴVSTAR」、「タケルライコex」あたりでしょうか。
全く使い所がない訳ではないのですが、ポケカにおいて一時的に被ダメージを下げるというピンポイントメタが機能させづらいのが難点。
「アオキの手際」
持ってくるのは進化ポケモンでもOKなので、【ソウブレイズ】で手札のエネルギーをトラッシュしつつ「ソウブレイズex」と炎エネルギーを持ってきてアタッカーを完成させつつ次のターン用の「博士の研究」を忍ばせておく、といった動きが期待できるでしょうか。
「カシオペア」とも相性が良さそうですね。
「ネリネ」
一気に4枚ものカードを引けますが、その後手札を4枚以下にできなければ全てトラッシュされてしまう大きいデメリットがあります。
ポケカに限らずカードゲームでは手札が何よりも大切です。
手札を使い切ることによってパワーを発揮するカードが登場すれば、もしかしたら使われるかもしれません。
「パルデアの仲間たち」
〇〇〇の仲間たちシリーズにポケモンSVバージョンが登場。
カードの性能はご愛嬌ですが、ゲームを楽しんだ方にとっては良きコレクションとなるでしょう!
最後に
新規カードの解説は以上になります!
「テラスタルフェスex」はこの他にも競技プレイヤーにありがたい汎用カードの多数再録や、環境カードの新規SAR等、見どころ満載のお祭りパックとなっています。
ベテランのプレイヤーさんも、これからポケカを始める初心者さんも、是非チェックしてみてくださいね!
Writer : P