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【環境デッキ】ポケモンは1種類だけ?!妨害デッキテツノイバラexの回し方や優勝デッキレシピ【解説記事】

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こんにちは!
Pです。

12月6日発売の「テラスタルフェスex」の情報が続々と発表されてきましたね。
汎用カードの大量再録で、既存/新規問わずプレイヤーの助けになる、とても豪華なラインナップとなっています。
新規カードも環境に影響を与えそうなものがいくつか見られるので、これからのシティリーグはますます白熱するでしょう!

今回紹介するのはそんなシティリーグのトーナメントシーンでもお馴染みの【テツノイバラ】デッキです。

60枚のうち、ポケモンがたったの4枚!
異色中の異色、通称【イバラ単】を紹介します。

この記事の目次

◾️概要

◯基本戦術

「テツノイバラex」がバトル場にいる間、特性『イニシャライズ』によりお互いのルールを持つポケモン(V、ex、かがやくポケモン)の特性が無くなる。

デッキには「テツノイバラex」以外のポケモンを入れていないため、この特性を常時はたらかせた状態でゲームを進めることになる。

特性を封じられ、身動きを取りづらくなった相手に対し「クラッシュハンマー」「ジャッジマン」などでさらに負荷を与えつつ、『ボルトサイクロン』のダメージでじわじわと追い込んでいくのがこのデッキのコンセプト。

◯デッキの強み

このデッキの強みは"相手に強力な縛りを課す"点。

ルールを持つポケモンの特性が止まると、一体どれほど強いのか?
環境と照らし合わせて見てみよう。

パッと思い浮かぶだけでもこれだけの数。
デッキを回転させる特性からコンセプトそのものである特性まで、幅広く止めることができる。

『ボルトサイクロン』のダメージ自体はかなり小さめだが、特性を阻み相手のデッキの速度を遅らせることにより、たかだか140〜160程度のダメージを致命的なものへと変えていく。

このことから、「テツノイバラex」歩く雪道と称される。

レギュ落ちしてしまった最強カード

◯テンプレリスト

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後攻を取って1ターン目に「ペパー」から『エナジーターボ』でベンチの「テツノイバラex」を育てたり、「ジャッジマン」で相手への負荷を強める動きが強力。
【リザードン】や【ライコポン】など、エネルギー供給を特性に依存したデッキに対しては適宜「クラッシュハンマー」で手貼りしたエネルギーをはがしにいく。

◯環境デッキとの相性

やはり特性によるゲーム展開をねらうデッキとの相性が良い。
反面、ルールを持つポケモン以外で攻撃してくるデッキ相手には不利を取る。
【イバラ単】は有利不利がくっきりとしたデッキと言えるだろう。

◾️注目カード

◯「レガシーエネルギー」

「テツノイバラex」は倒されるとサイドを2枚取られるので、3体倒されるとゲームに負けてしまう。
「レガシーエネルギー」をつけた「テツノイバラex」を用意すると、サイドを取られる枚数が1枚減ることにより4体目を戦わせることができる

カード単体での噛み合いも良く、雷エネルギー1個分としてはたらくので「レガシーエネルギー」+「ダブルターボエネルギー」『ボルトサイクロン』が撃てる。「アクロマの執念」「エネくじ」で積極的にゲームに絡ませていきたい。

ダメージ以外でのきぜつと、「シンオウ神殿」には注意。

◯「デラックスボム」

主に「タケルライコex」に対して強く使うことができる。
『きょくらいごう』で倒された返しに『ボルトサイクロン』1発で倒せるようになる。
「ブーストエナジー未来」の+20と合わせるとHP270〜280ラインにも届く。

地味だが、これ1枚でかなりのダメージを稼ぐことができるので1発のダメージが小さい【イバラ単】においてはかなり役に立つカードだろう。

◯「ロストシティ」

『イニシャライズ』を打ち消してくる【サーナイト】の「ハバタクカミ」「クレッフィ」をロストゾーンに送ることで出し直しを防ぐことができる。

「ミミッキュ」に対しても「キャンセルコロン」と組み合わせることで、相手のデッキに1枚だけなら対処可能。

◾️優勝・入賞デッキリスト

◯WCS2024(マスター)優勝

◯シティS1 優勝

10/27 北国書林 松任店石川

◯シティS2 ベスト4

11/10 バトロコ水戸駅前茨城

◾️今後の環境

◯新基軸の登場

「テツノイバラex」「ドラパルトex」とを組み合わせたデッキが時折シティリーグで入賞を果たしている。

「ドラパルトex」はHP320の高耐久と、相手のベンチにもダメカンを乗せていく性質上、「テツノイバラex」の苦手とする非ex、Vのアタッカーに対して強く出ることができる。

相手のデッキによって戦い方をスイッチしていくテクニカルなデッキだ。

◯Fレギュレーション終了後

ここまで意気揚々と紹介してきた【イバラ単】だが、もしかするとFレギュレーション終了とともに姿を消してしまうかもしれない

いうのも、「キャンセルコロン」を失うことで「ミミッキュ」の突破が不可能になってしまうからだ。

ミミッキュのしんぴのまもりが強すぎる

今までは「ロストシティ」+「キャンセルコロン」で苦しいながらもなんとか対応できていたが、Fレギュレーション終了後の【イバラ単】には今度こそ「ミミッキュ」を突破する術がない。

だが、今後登場するカードによってはこの問題が解決され、まだまだ活躍できる可能性はある。

◾️まとめ

以上で解説を終わります。

【イバラ単】は環境上位デッキに食らいつけるだけのポテンシャルがあるので、意外と初心者の方にもオススメできるデッキだと思います!

試してみてはいかがでしょうか?

Writer : P

この記事を書いたライター

P

愛知県のポケカプレイヤー。 二児の父。たまに読み物も書いてます。

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