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【徹底解説】テラスタルフェスex環境最強デッキ ドラパルトex スボミーを使いこなせ!

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こんにちは!Pです。

早いもので、もう年の瀬となりました。
今回が年内最後のデッキ解説記事となります。

紹介するのは【ドラパルト】です!

2024年のポケカを象徴する1枚と言っても過言ではないこのカード。
テラスタルフェスexで「スボミー」が追加され、ますます強化されました。
要チェック、要対策です!

この記事の目次

◾️概要

◯基本戦術

『ファントムダイブ』『カースドボム』を駆使して相手のポケモンにダメカンを蓄積させていき、サイドを複数取りしつつ勝利するのがコンセプト。

テラスタルフェスexで追加された「スボミー」により、相手の展開を妨害しながら「かがやくフーディン」でダメカンをじわじわと蓄積させていく択が生まれた。

◯デッキの強み

このデッキの強みは"柔軟性"にある。

【ドラパルト】というデッキは、相手のデッキに合わせて速攻デッキにもコントロールデッキにもなることができる。

先攻2ターン目に『カースドボム』を使いつつ『ファントムダイブ』を撃つことで、HPの低いたねポケモンならば2〜3体まとめて一気に倒してしまえる。【サーナイト】や【リザードン】などの2進化exとの対面では、相手が盤面を整える前にサイドを取っていくプランが強力だ。

一方で、HPが210以上のポケモンに対して『ファントムダイブ』を撃つことで、あえてサイドを取らない選択肢も取れる。
そうすることで「ナンジャモ」「カウンターキャッチャー」を強く使い続けることができ、【ライコポン】や【ミライドン】といった不利気味なマッチアップにおいても競り勝つことを可能にしている。

"ダメカンを好きなように乗せる"というテキストが生み出す無限の選択肢が、あらゆる局面で勝機を手繰り寄せる。

◯テンプレリスト

「スボミー」『むずむずかふん』の10ダメージがとても強力で、グッズロックで相手の盤面展開を阻害しながら『ファントムダイブ』『カースドボム』の準備をしつつ、相手のポケモンのHPをあらかじめ削っておくことができる。
これにより後攻を取らされた際にも2ターン目のたね切れ勝ちを狙いやすくなった。

◯環境デッキとの相性

青天井火力に滅法弱いのは変わらないが、『カースドボム』を用いて先攻2ターン目に盤面崩壊を狙ってくる【リザードン】や【パルキア】などに対しては『むずむずかふん』により後攻からでも挽回できるようになった。
プレイング次第でどの対面とも互角以上の戦いが見込める隙のないデッキといえる。

◾️注目カード

◯「ワタル」

山札からドラゴンタイプのポケモンを3枚持ってくることができる。
サポートなので相手の『むずむずかふん』の影響を受けず、腐る場面が少ない。

「ドラメシヤ」をきちんと並べられていれば「ドロンチ」3枚から『ていさつしれい』連打で盤面と手札を一気に強くすることができる。

後攻1ターン目に「ドラメシヤ」を3枚持ってきて「なかよしポフィン」のように使えるのも使い勝手が良い。

◯「ヒナツ」

こちらは「ヨノワール」「サマヨール」ドロンチ」が対象となる。

トラッシュに落ちた「ヨノワール」「サマヨール」「夜のタンカ」ですぐさま使い回し、1ターンの内に複数回『カースドボム』を撃ち込む動きが強力。

◯「ペラップ」

ダメージを与えつつ逃げられなくする『まくしたてる』「ドラパルトex」との相性の良さを買われ、瞬く間に環境入りした。

この背景には「ラティアスex」の存在がある。
「ゼロの大空洞」を用い、ベンチ枠を広げる【ミライドン】や【ライコポン】などに採用されているこのカードだが、前を逃がすことに特化した強力な特性であるがゆえに、「いれかえカート」の枠をそのまま食う傾向にある。

ワザを撃てない「ラティアスex」「ネオラントV」などを前に呼んできぜつ寸前まで縛りながらダメージを与え続け、再度裏を呼んでから『ファントムダイブ』でサイドのまとめ取りを狙うことができる。

「なかよしポフィン」で呼べるHP70、必要なエネルギーも1つ、ダメージも及第点と素のスペックもなかなかに高い。

Fレギュレーションのカードなのでスタンダードでの使用期間は残り僅かではあるが、間違いなく【ドラパルト】の求めていたマスターピースと言える。

◾️優勝・入賞リスト

◯シティS2 準優勝

ドラゴンスター日本橋3号店 12/19

◯シティS2 優勝

青馬堂矢向店 12/17

◯シティS2 優勝

シーガル郡山店 12/13

◾️今後の環境

◯スタン落ち後の【ドラパルト】

「ロトムV」「ネオラントV」「かがやくフーディン」「ペラップ」「マナフィ」「森の封印石」「ワタル」「ヒナツ」「ツツジ」

これらのカードがスタン落ちにより使用不可となる。

『むずむずかふん』対策になっていた「ワタル」「ヒナツ」が使えなくなるのは痛手だが、同じく環境最上位の【サーナイト】が『リファイン』「キルリア」を失うこともあって、立ち位置はさらに良くなっていくものと思われる。

◯"スボミー環境"と向き合う

グッズに依存せずデッキを回す術の一つとして、今後は『アカシックセンス』「ネイティオ」を軸とした型をよく見るようになるだろう。
先攻なら2ターン目の『ファントムダイブ』、後攻なら1ターン目の『むずむずかふん』または『エヴォリューション』という風に、先攻後攻どちらも強力な構えができる。

「ワタル」「ヒナツ」の後継としては「ジニア」の採用が検討できる。
持ってくる枚数こそ減るものの、「ドロンチ」「ドラパルトex」を同時に持ってくることができるので性能としては十分。
2進化デッキとしては「ロトムV」を失うダメージも大きく、今後は『むずむずかふん』を撃たれた返しにサポートでしっかりと強い動きができるかどうかが勝敗を分つだろう。

◾️まとめ

以上で解説を終わります。

【ドラパルト】は総ダメージ数を考えてダメカンを乗せるポケモンを決めたり、サイドの進め方をずらしたりとかなり複雑なプレイを求められるので、回せば回すだけポケカが上達するデッキだと思います。

Fのスタン落ち以降も活躍すること間違いなしなので、回したことがないという方は是非組んで体感してみてください!

Writer : P

この記事を書いたライター

P

愛知県のポケカプレイヤー。 二児の父。たまに読み物も書いてます。

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