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ポケモンカードはなぜ高い?理由や今後高騰しそうなカードを解説

ポケモンカードは日本だけでなく世界中で人気のカードです。イラストも可愛く、レアカードも増えてきて、カードをコレクションする人も多いです。そんなポケモンカードですが、カードの種類によってはかなり高い相場になっていて、普通に入手することも難しくなっています。

そこで、今回「ポケモンカードがなぜ高騰しているのか」「高騰しているカードと今後高騰しそうなカード」を解説していきます。

この記事の目次

ポケモンカードはなぜ高い?

ポケモンカードが高価な理由は、いくつかの要因があります。ここでは、その主な要因を解説します。

コレクション需要が高いから

ポケモンカードはコレクションとして楽しむ人が多いため、需要が高まっており、カードの価格が高くなっています。

最初は「ポケモンゲームが好き」や「イラストが好き」と言う理由でコレクションする人が多かったです。しかし、近年ではレアカードや絶版カードなど手に入りにくいカードをコレクションしたいという人が増えて、人気が高まっています。

また、同時にイラストの質も高まっていることも人気を押し上げる要因となっているでしょう。

さらに、新しいカードだけでなく、昔販売されたカードも人気があり、状態が良い物であれば高値で取引されています。

つまり、以前よりもコレクションしたい人が増えたことで需要が高くなり、カードの価格が高くなっているのです。

供給量が需要に追いついていないから

ポケモンカードの需要は常に高いですが、供給量は限られています。特に人気のある拡張パックや限定商品は、すぐに品切れとなり、入手困難になることがあります。この需要と供給のバランスのズレが、カードの価格を高騰させる要因の一つです。

特に、コロナ禍になり自宅で遊べるポケモンカードが人気となり、価値が上がりました。そして、ポケモンカードに興味のない人にもポケモンカードの価値が知れ渡り、転売目的で購入する人が現れ、さらにポケモンカードの希少性が高まったのです。

また、メルカリなどのフリマアプリが普及していることで誰でも簡単に売買を行えることも転売ヤーを増やした原因でもあるでしょう。コロナも一旦落ち着いてバブルのような過熱感はピークを迎えましたが、現在も需要のほうが高いと言えます。

ゲーム自体が楽しいから

最も重要な要因の一つは、ポケモンカードゲームそのものが楽しいという点です。現在は以前よりもプレイヤー数が増えており、単純にゲームを楽しむ方も増えています。

カードゲームとしての戦略性や面白さがあり、プレイヤーたちにとっては単なるカードの所有だけでなく、実際にゲームをプレイすることが楽しみの一部です。

そのため、高価なカードを手に入れて、ゲームをより楽しもうとすることで価値のあるカードが高騰しているのでしょう。

高額のポケモンカード一覧

ここまでは、なぜポケモンカードが高いのかについて解説しました。ここでは、高額になっているカードの中から、特に高額で取引されているポケモンカードを紹介していきます。

リーリエ(SR)

リーリエ(SR,プロモ)
リーリエ(SR・GXバトルブースト)
リーリエ(SR・コレクションムーン)

リーリエは、「ポケモンカードゲーム サン&ムーン」のスターターセットで初めて登場したトレーナーズカードです。カードの種類は何枚かありますが、1番人気はSR(スーパーレア)となっています

そして、そのSRも3種類あり、特に高騰しているカードが2019年に行われたイベント「エクストラバトルの日」のプロモカードです。

現在の買取価格は3,000,000円前後となっており、今後もパックに収録される可能性が低いことから、さらに高騰が予想されます。

カード名買取価格
リーリエ(SR,プロモ)約3,000,000円
リーリエ(SR・GXバトルブースト)約600,000円
リーリエ(SR・コレクションムーン)約350,000円

ピカチュウ(おいわいパーティ)

ピカチュウはポケモンの顔なので、ポケモンカードでも人気のカードです。

その中でも、ピカチュウのおいわいパーティは、2016年に行われた「ポケモンカードゲーム 20th アニバーサリーフェスタ」に来た方に配布されたカードです。

入場者へのプレゼントなので、入場された方は全員貰えたのですが、愛知と新潟のみの開催フェスタだったので、入手できた方は限定されています。さらに、そこから再版されず今まで来たことで現在の買取価格は600,000円前後となっています。

カード名買取価格
ピカチュウ(おいわいパーティ)約600,000円

リザードンVMAX(HR)

リザードンもポケモンカードの中では高額になりやすいカードの1つです。

その中でも、リザードンVMAX(HR)は、2020年に行われたイベント「リザードH争奪戦」とキャンペーンで配られたカードです。

このカードもイベントやキャンペーンでのみ入手ができる貴重なカードとなっています。そのため、現在の買取価格は550,000円前後と高額です。

カード名買取価格
リザードンVMAX(HR)約550,000円

シャワーズVMAX(SA)

シャワーズVMAX(SA)は、2020年に行われたキャンペーン「夏ポケカ」で配られたカードです。

夏ポケカは「ブースターVMAX/シャワーズVMAX/サンダースVMAX/SA」の3種類が収録されたもので、抽選で3,000名しか入手できなかったことで価値が高まっていきました。

そのため、現在の買取価格は1,000,000円前後と高額です。

カード名買取価格
シャワーズVMAX(SA)約300,000円

アローラの仲間たち(SR)

「アローラの仲間たち(SR)」は、2019年に発売された「ポケモンカードゲーム サン&ムーン リミテッドコレクション マスターバトルセット」に収録されたトレーナーズカードです。

予約販売されたセットについていたプロモカードで、この予約販売以降再録されることはなく、価値が上昇しました。

このカードのイラストに先ほど紹介した「リーリエ」も描かれており、全体的なキャラ人気も相まって高額となっています。

カード名買取価格
アローラの仲間たち(SR)約200,000円

ピカチュウ(20thアニバーサリー)

ピカチュウ(20thアニバーサリー)は、ピカチュウ(おいわいパーティ)と同じ「ポケモンカードゲーム 20th アニバーサリーフェスタ」の会場で集めたポイントと交換することで入手できたカードです。

ポイント交換の中でも1番多くのポイントが必要な商品で、このイベント後に再販されることがなかったので、人気と価値が高くなりました。

ピカチュウは特に人気が出やすいカードなので、現在の買取価格は400,000円前後となっています。

カード名買取価格
ピカチュウ(20thアニバーサリー)約400,000円

サンダースVMAX(SA)

「サンダースVMAX(SA)」は、シャワーズVMAX(SA)と同様に2020年に行われたキャンペーン「夏ポケカ」で配られたカードです。

高額となっている「シャワーズVMAX(SA)」と一緒に封入されていたパックなので、入手もかなりしにくく、人気もとても高くなっています。

現在の買取価格は、シャワーズと同様に300,000円前後となっています。

カード名買取価格
サンダースVMAX(SA)約300,000円

ブースターVMAX(SA)

「ブースターVMAX(SA)」は、シャワーズVMAX(SA)やサンダースVMAX(SA)と同様に2020年に行われたキャンペーン「夏ポケカ」で配られたカードです。

高額となっている「シャワーズVMAX(SA)」や「サンダーズVMAX」と一緒に封入されていたパックなので、入手もかなりしにくく、人気もとても高くなっています。

現在の買取価格は、「シャワーズVMAX(SA)」や「サンダーズVMAX」と同様に300,000円前後となっています。

カード名買取価格
ブースターVMAX(SA)約300,000円

ニンフィアGX(HR)

ニンフィアGX(HR)は、2017年に発売された「サン&ムーン」で収録されていたカードです。

ニンフィアは、イーブイからの進化ポケモン「ブイズ」の中の1体で、可愛らしい見た目をしていることもあり人気のポケモンです。

また、収録されていた「サン&ムーン」が現在絶版ということもあり、価格が高騰しています。今後も再販されないことを考えると、価格は高騰していくでしょう。

カード名買取価格
ニンフィアGX(HR)約170,000円

ブラッキーVMAX(SA)

ブラッキーVMAX(SA)は、2021年に発売された強化拡張パック「イーブイヒーローズ」に収録されたカードです。

「イーブイヒーローズ」は、先程登場した人気ポケモン「イーブイ」とその進化系ポケモンが収録されたパックで、レアカードが収録されていることで人気です。

特に「ブラッキーVMAX」は人気で、買取価格は170,000円前後になっています。イーブイヒーローズは何度か再販されていますが、ブラッキーVMAXの封入率が低いことで価値の高さは維持され続けています。

カード名買取価格
ブラッキーVMAX(SA)約170,000円

ポケモンカードで今後高騰しそうなカード

ポケモンカードでは、特定のカードが高騰することがあります。高騰するカードの特徴には共通点があるので、以下でお伝えしていきます。

・再販されず入手困難
・コレクションされやすい
・みんなが欲しがり需要がある
・PSAなどの鑑定で最高評価を受けた枚数が少ない

簡単に言うと、入手しにくく人気のポケモンとも言えます。すべてが揃っていないと高騰しないわけではないですが、価値は下がりやすくなります。

そこで、今後高騰が予想される2枚のカードを紹介していきます。

リザードンex(SAR)

リザードンex SARは、リザードンの色違いポケモンで封入率も低いので、入手がとても困難です。

そして、リザードンはポケモンの中でも特に人気のポケモンで、おまけに実際のバトルでも活用できる強力なカードです。

また、レギュレーションがGなので、今後しばらくは大会でも使用できるので、需要は高くなっていくと予想できます。

カード名買取価格
リザードンex (SAR)約10,000円

ベル

ベルは、2012年に発売されたコールドフレアに収録されている女の子のキャラです。見た目も可愛く、希少性が高いので人気がとても高いです。

ベルはポケモンシリーズ「ブラック&ホワイト」の主人公の幼馴染であり、今後この「ブラック&ホワイト」のリメイクが予想されているので、更なる高騰が期待できます。

カード名買取価格
リザードン(SR)約130,000円

ポケモンカードの高騰で起きるトラブル

ポケモンカードは人気が高いがゆえに、トラブルや問題がたくさん起こります。

その中でも大きな問題となったのが、SWITCHの『バイオレット・スカーレット』に登場する人気キャラである『ナンジャモ』が収録された「クレイバースト」の問題です。

「クレイバースト」発売日の前日から店頭に長蛇の列ができ、即完売したのです。もちろん、大勢の方が集まるので、トラブルや店員との問題も多発して大きな社会問題となりました。

そのクレイバーストの目玉ポケモンの「ナンジャモ」は当時300,000円以上の相場にもなったのです。(現在は50,000円程度)

また、そこに集まったのは純粋なプレイヤーだけでなく、多くの転売ヤーも集まったので、本当に欲しいプレイヤーにカードが全然行き届かないことも問題です。

以後、転売対策が強化されていき、一時期のピークよりは需要と供給のバランスが調整されましたが、今後の値動き次第では大きな問題が発生する可能性もあります。

まとめ

本記事では、「ポケモンカードがなぜ高騰しているのか」「高騰しているカードと今後高騰しそうなカード」について詳しく解説しました。

ポケモンカードの価格が高騰している理由は主に以下の3つです。

・コレクション需要が高いから
・供給量が需要に追いついていないから
・ゲーム自体が楽しいから

高騰するカードにはいくつか特徴がありますが、大まかにいうと「人気で入手しにくい」カードであることです。そのため、限定カードや再販されないパックに封入されたカードは特に高騰しやすくなっています。

詳細は本文で解説しているので、「ポケモンカードがなぜ高騰しているのか」「高騰しているカードと今後高騰しそうなカード」について知りたい参考にしてください。

この記事を書いたライター

松田

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