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ポケモンカードの高騰はいつまで?バブル崩壊時期や要因を解説

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人気YouTuberが高額でポケモンカードを購入し、話題になったこともあり、ポケモンカードの価格に注目が集まっています。

一時ポケモンカードはバブルで、パックは販売されるとすぐに売り切れ、フリマアプリで高額で転売されていました。

ポケモンカードを使って投資や転売を検討している方のなかには、「ポケモンカードの高騰は続くのか」「バブルは崩壊するのか」など、疑問を持つ方もいるでしょう。そこで、ポケモンカードバブルはいつまで続くのか、バブル崩壊は来るのかどうかを解説します。

 

この記事の目次

ポケカの高騰はいつまで続く?バブルになった理由

ポケカの高騰がいつまで続くのかは、バブルになった理由から予測が可能です。最初に、バブルになった理由を紹介します。

有名YOUTUBERがポケカを取り扱っているから

近年、「ヒカキンさん」「ヒカルさん」などの大物YouTuberがポケモンカードの動画を投稿している影響もあり、「レアポケモンカードには価値がある」という考え方が一般にも浸透しています。

SNSの影響もあり、ポケモンカードバブルは急速に加速しています。

ポケカの報道をメディアが行うから

ポケモンカード発売日には長蛇の列ができることもあり、テレビやウェブニュースでも取り上げられていました。

また、近年はSNSの普及により、テレビを見ない人でもポケモンカード争奪戦を見ることができるようになりました。

そのため、多くの人がポケモンカードの価値の高さを知ることになり、ポケモンカードを始めてみたいと感じる人、投資対象として注目する人も増えています。結果、ポケモンカードの価格が高騰し、バブルになりました。

フリマサイトが普及しているから

従来、レアポケモンカードを購入するにはトレーディングポケモンカードショップが主流でした。しかし、地方に店舗が少ないことや、独特の雰囲気から一般の人が入りにくいという問題がありました。

そこで、メルカリをはじめとしたフリマサイトが主流になり、転売や投資をはじめるためのハードルが下がり、転売がさらに盛んになったという背景があります。

ポケカバブルは崩壊?今が底値?

ポケカは、インターネット上での売買とSNS、テレビ、メディアで取り上げられ認知度が高まったこと、転売や投資を始める方が増えるなどの要因により、バブルになりました。

しかし、ワンピースカードなどに注目が移り、価格は段々下がってきている状態です。そのため、バブルが崩壊し始めて、ポケカの底値は2024年頃と予測している方も一定数います。

現在のポケモンカードの状況をバブル崩壊と見るか、チャンスと見るかは人それぞれです。底値を狙いすぎると買い時を逃してしまうため、底値が分からない人は価格が安定している時期に購入するのがおすすめです。

ポケカのバブル崩壊が来ないと言われている理由

ポケカで投資、転売や購入を検討している方は、バブルは崩壊しないのか、不安や疑問を抱くでしょう。しかし、先程お伝えした通り2024年にバブルが崩壊すると考えている方がいる一方で、「ポケモンカードバブルは崩壊しない」と考えている方もいます。

ここでは、ポケモンカードバブルが崩壊しないといえる理由を紹介します。

長年世界的に人気のコンテンツだから

ポケモンカードはトレーディングポケモンカードのなかで最も長寿のコンテンツであり、2021年には25周年を迎えました。

ピカチュウやミュウツーなどの人気キャラクターは世界中で親しまれ、ポケモンカードの大会も世界中で開催されています。

ポケモンカードは世界中から需要があるため、急にファンが離れることはありません。そのため、バブルが崩壊することはなく、これからもポケモンカード投資を行う方はいるでしょう。

初期のレアカードは美術品のように扱われているから

ポケモンカードは主にプレイヤーが少なかった時代に発売されたため、もとの流通量が少ないうえに、当時のポケモンカードで保存状態が良いものは更に少ないのです。

プレイヤーが少なかった時代のポケモンカードは、有名な絵画と同じように、コレクターがコレクションや投資目的で売買されています。例えば、2021年にアメリカのYouTuberが527万5,000ドル(当時は約5億8,000万円)でポケモンカードを購入したことで話題になりました。

つまり、多くのコレクターから絵画と同じ価値として扱われているポケモンカードは、突然値崩れすることはないでしょう。

イラストのレベルが高いから

人気イラストレーターが描いたデザインであることも、ポケカのバブルが崩壊せず、今後も価格高騰が予想される理由のひとつです。

なかでも、原作に登場する女の子をモチーフにしたSRサポートポケモンカードは、入手できる可能性が極めて低いため人気が高いです。

特に「リーリエ」「ルチア」「アセロラ」「マリィ」といったキャラクターは、国内の有名YouTuberの動画にも登場し、数年で価値が高騰しています。

短期的な下落はあっても長期的には上昇する

ポケモンカードを含むトレーディングポケモンカードは、株価と同様に価格の上下を繰り返します。そのため、短期で価値を判断できません。ポケカ以外の人気漫画をモチーフにしたトレーディングカードが人気を集めると、ポケカは一時的に下落します。

しかし、長期的に見た場合、ほかのトレーディングカードから再度ポケカに人が流れてくるため、下落は一時的なものだといえるでしょう。加えて、特定のポケモンカードが絶版になり市場から姿を消せば、その価値は急上昇します。

ポケモンカードの価値を考える際には、短期的な下落に注目せず、長期的な視点を持つようにしましょう。

ポケカのバブル崩壊が起きる要因

一方で、ポケモンカードは生産量が需要を上回る、ポケモンカードの転売が禁止されるなどでバブルが崩壊する可能性があります。

ここでは、バブル崩壊の要因を紹介します。

需要と供給のバランス

ポケモンカードの生産が需要を上回り、ポケモンカードがいつでも店頭で購入できれば、バブルは終わるでしょう。生産が需要を上回ると、「生産者が在庫を抱えて赤字になる」ということです。株式会社ポケモンは会社であり、赤字になるようなことはしません。

そのため、ポケモンカードの生産枚数を抑えて、必ず売り切れる状況を作ります。つまり、今後も需要と供給のバランスは変わりません。

ただし、ポケモンカードを印刷する印刷会社が生産できる枚数にも限界があります。印刷会社は、24時間いつでも稼働しているわけではないため、印刷できる枚数には必ず上限があるのです。

このことからも、いつでも店頭で購入できるような状況にはならないでしょう。ポケカの需要と供給のバランスが大きく崩れるリスクについては、気にする必要はないといえます。

転売の規制強化

ポケモンカードゲーム公式サイトにて、「強化拡張パックポケモンカード151のフリマアプリ等での購入・販売に関するご注意」と題した文章が公開されました。公式が明確に「転売などの営利目的での購入は固くお断りいたします」と、注意喚起を行ったのです。

同社は「ポケモンセンターオンラインでの購入が利用規約に違反している、または転売目的であると判断した場合、注文をキャンセルし、購入制限を行う」と明らかにしました。 利用規約に反している場合は注文をキャンセルし、オンラインショップの利用を制限されるなど、厳正に対処しています。

また、メルカリをはじめ中古市場での価格高騰については、「希望小売価格や商品内容を今一度確認するなど、発売後も冷静に行動してください」と注意を呼びかけています。

さらに、株式会社メルカリと株式会社ポケモンが包括連携協定を締結したことにより、メルカリ上でポケモン商品が安心・安全に取引できる環境が整ったのです。公開された内容は、「ポケモンカードゲーム」を運営するポケモンとメルカリが、事前に商品情報やリリース情報を共有するというものです。また、具体的な新商品の発売前後の啓発活動や、侵害商品への対策などについても、両社で連携します。さらに、ポケモンと協議の上、メルカリが合意した利用規約違反の特定商品の出品削除措置を講じることも発表されました。

フリマアプリの規制によってトレーディングカードの取引が禁止されれば、個人による取引のハードルが一気に上がり、バブルが崩壊する可能性もあるでしょう。

ポケカ転売の赤字対策

基本的に未開封のシュリンクBOXのポケモンカードは、定価より安く売られたことはありません。

さらに、絶版になり市場から姿を消したポケモンカードのプレミア価格は年々上がっていきます。

そのため、定価で購入しておけば、将来赤字になるリスクを回避できるでしょう。転売に自信のない方は、ポケモンセンターなどで行われる抽選への応募をおすすめします。

ポケカ転売は終わり?価値が下がりにくいカードの特徴

価値が下がりにくいポケモンカードには、共通した特徴があります。ここでは、価値が下がりにくく、投資に向いているカードの特徴を紹介します。

コレクターが多いカード

コレクターカードは価値が下がりにくいです。コレクターカードとは、実戦では使われない観賞目的のポケモンカードのことです。

一方、バトルで使用されるポケモンカードはプレイポケモンカードと呼ばれます。

プレイポケモンカードは環境に左右されやすく、バトルで使えるうちは価値が上がりやすいですが、ルールやレギュレーションが改正されて使えなくなると一気に価値が暴落する危険性があります。

知名度・人気が高いレアカード

誰もが知っている人気ポケモンは特に高値になりやすい傾向があります。例えば、リザードンVMAX HR、ピカチュウ、ミュウツーGX HRなどです。ただし、知名度があるからといって高いとは限りません。

また、近年は、人気イラストレーターによるスペシャルアートと呼ばれるレアポケモンカードが人気です。ブラッキーVMAX SA、ニンフィアVMAX SA、グレイシアVMAX SAなど、スペシャルアート枠のポケモンカードは一気に価格が高騰することもあります。

そのため、投資として購入する場合は、人気のあるポケモンやスペシャルアートを狙ったほうがよいでしょう。

プロモカードや限定カード

大会やイベントで限定配布されるポケモンカードは、性質上、流通量が非常に少なく、コレクターにとっては非常に高価なポケモンカードになります。

例えば、ロイヤルマスク、ポンチョピカチュウ、ひかるコイキングなどです。

プロモーションで配布されるポケモンカードは、有名なポケモンが多く、ポケモン自体の人気もあって高額になりやすいでしょう。

エラーカード

価格が高騰しているポケモンカードのなかには、製造上のミスで本来の設定と異なる情報が印刷されたもの(ミスプリント)もあります。

例えば、過去のエラーカードで「かいりきタイプ」のリザードンは原作の設定と異なるタイプが印刷されていました。リザードンは特に人気の高いポケモンであることから、価格が一気に跳ね上がったのです。

また、最近ではチャンピオンズリーグ2022のビクトリーアワードで配布されたプロモポケモンカード「ヴィクティニV」にワザが異なる印刷ミスがあったことが発表されました。ビクティニは初期から人気のあるポケモンなため、価格が約24万円まで高騰しています。

封入率が低い女の子カード

原作の女の子をモチーフにしたSRサポートポケモンカードは、パックに入っている確率が低く入手困難なため、価格が高騰する傾向にあります。

特に「リーリエ」「ルチア」「アセロラ」「マリィ」などは、有名YouTuberの動画に登場したこともあり、約2年で価格が高騰しました。ポケモンカードは環境によって価値が大きく変動するリスク資産なため、リスクを正しく理解することが非常に重要です。

まとめ

ここでは、ポケモンカードのバブル崩壊について主に解説してきました。

ポケモンカードのバブルが崩壊すると言う意見としないという意見の両方があります。

ポケモンカードは25周年を迎えた人気コンテンツで急に価値がなくなることはないですが、価値の変動は少なからずあるので、投資目的でポケモンカードを持っている人は注意が必要です。

この記事を書いたライター

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