ポケモンカードを始めたばかりで、ポケモンカードのルールが分かりにくいと感じている方も多いのではないでしょうか。
「ポケモンカードさえあればすぐにできるのでは?」「遊び方をもっと知りたい」など、分からないことが多く、悩むケースがあります。
ポケモンカードの出し方は少し複雑なため、すぐにゲームを始めると出てくるルールや用語に苦戦し、思うように試合が進みません。ポケモンカードバトルに必要なものを全て揃え、家族や友人とポケモンカードを使った対戦をより楽しむ準備が必要です。
そこで、ポケモンカードバトルに必要なもの、バトルで使えるおすすめグッズ、ルールなどを詳しく紹介します。
ポケモンカードはお金がかかる
ポケモンカードを買う前に、「ポケモンカードにはお金がかかる」ということを知っておきましょう。
安易な気持ちで始めて沼にはまってしまうと、結局はお金を無駄にしてしまいます。毎月のポケモンカード利用額を決めておくと安心です。
最初に、なぜポケモンカードにお金がかかるのかについて紹介します。
楽しみ方でかかる金額が異なる
「ポケモンカードにはお金がかかる」と書きましたが、もちろんどの程度の趣味にするのかにもよります。
ポケモンカードの楽しみ方は、人それぞれです。
- 公式大会に参加して上位入賞を狙いたい
- 対戦も好きですが、ポケモンカード集めもしたい
- 公式大会には出場しないが、仲間や友達と一緒に楽しめたらよい
- 子供たちと昔を懐かしみながら楽しみたい
楽しみ方は人それぞれですが、いずれにせよ楽しいからハマる人も多いのです。
例えば、強いポケモンカードを使って大会で好成績を残したいと考えた場合、強いデッキ(ストック)を作るにはお金がかかります。
強いデッキを用意するためには、予算は1万円~2万円ほどが目安です。例えば、レアポケモンカードを集めて楽しみたいなら、ポケモンカードの価値に見合う金額がかかります。
拡張パックやサプライ商品にお金がかかりやすい
新商品の拡張パックやポケモンカード関連商品を何個買うのかによって、使用する金額も変わってきます。現在のポケモンカード事情では、平均すると1ヶ月に1回の感覚で5~6枚のポケモンカードが入った新しい拡張パックが発売されています。各拡張パックは180円か290円で、お手頃価格です。
しかし、ポケモンカードが好きになると、箱買い(30パック)が当たり前になります。箱を開けることそのものが楽しくなり、箱買いをしたくなることもあるでしょう。
さらに、新拡張パックと同日に関連ポケモンカードアクセサリーが発売されます。デッキシールド(スリーブ)、デッキケース、プレイマットなどが非常に魅力的で、ポケモンファンにはたまらない、思わず買いたくなるデザインが多いです。新しいスターターセットやプレミアムトレーナーボックスが発売されると、我慢できずに購入してしまうかもしれません。
慣れてきてデッキ構築の楽しさを覚えてくると、更に必要なポケモンカードを1枚から購入するようになります。ポケモンカードの値段は1枚1枚異なりますが、強いポケモンカードだと1枚1,000円以上するものもあります。欲しいポケモンカードが予算内の値段で販売されていたら、即購入する方も多いです。
使用金額を事前に決めておくといい
ポケモンカードバトルが楽しくて夢中になってしまうと、お金を使いすぎてしまうかもしれません。
お金を使い過ぎないための対策として、ポケモンカードを趣味として扱い、趣味に使える金額を決めておくことをおすすめします。例えば、独身の場合は上限なくお金を使ってしまう可能性があります。そこで、「ポケモンカードの購入は月に5万円まで」とルールを設けておけば安心です。
一方、子供と一緒に楽しんでいる場合、「子供が欲しい」と言うと買いすぎてしまうこともあります。ルールとしては「今月は購入するが、来月は購入しない」というルールを決めましょう。
【始め方別】ポケモンカード初心者が買うべき商品
ポケモンカードを始めたいものの、どのカードやデッキ、セットを購入すればよいか迷ってしまう方も多いでしょう。そこで、初心者におすすめのポケモンカードを4種類紹介します。
【お試しプレイ】exスタートデッキがおすすめ
「exスタートデッキ」は8種類、各60枚入りで、初心者におすすめの商品です。「eXスタートデッキ」でしか手に入らないポケモンカードが多数収録されており、各パッケージに描かれている新登場の「ポケモンEX」も収録されています。
また、「おまかせexスタートデッキ」という商品もあり、「おまかせexスタートデッキ」にしか収録されていないドラゴンタイプや無色タイプなどが含まれています。現在の環境デッキでよく使われている「ネストボール」も含まれているので、デッキの強化やポケモンカードを始める際のアイテムとして最適です。値段も550円とお手頃なため、これからポケモンカードを始めてみたいという人にも適しています。
デッキは8種類あるため、好きなポケモンを買いましょう。なお、付属のポケモンカードは強いわけではなく、あくまでも試しにプレイするための商品です。
【友達や親子で】exスタートデッキがおすすめ
exスタートデッキには、8タイプのポケモンをメインに、8種類60枚のデッキがあります。
それぞれの主役ポケモンがおり、好きなポケモンがいる場合には好きなデッキを購入しましょう。
親子や友達同士で1個ずつ購入しても1,100円とお得です。
【デッキと汎用カードが欲しい】スターターセットexがおすすめ
スターターセットexは、60枚デッキをそのまま利用してバトルができます。
また、プロモカードパックもおまけとして付属しているほか、オリジナルデッキを作成する際に利用できるカードも付いていることが魅力です。
さらに、デッキ構築で使用頻度の高いサポートカードの「博士の研究」、グッズの「ネストボール」「ハイパーボール」「ポケモンいれかえ」などもセットになっています。
【デッキを組みたい】スターターデッキ&ビルドセットがおすすめ
スターターデッキ&ビルドセットは、構築済みの60枚デッキのほか、改造のための汎用カードが168枚も入っています。
ポケモン12枚(8種)、トレーナーズ38枚(22種)、基本エネルギー112枚(8種×14枚)が収録されており、ほとんどのデッキに対応できます。
ポケカのexスタートデッキのおすすめデッキの選び方
ポケカのexスタートデッキにもいくつかの種類があり、選び方が分からない、迷ってしまうという方も多いでしょう。ここでは、ポケカのexスタートデッキの選び方を紹介します。
好きなポケモン・タイプで選ぶ
好きなポケモンやタイプがあったり、使用したいポケモンカードがあったら、好きなものや使用したいものの購入をおすすめします。
いずれのデッキを買っても強さに大差はないため、好きなポケモンが入っているデッキを選びましょう。
強いポケモンが入ってるデッキを選ぶ
大会で使われるようなデッキで使えるポケモンカードが欲しい人には、「草ジュナイパー」や「水ゲッコウガ」がおすすめです。「草ジュナイパー」「水ゲッコウガ」の2つのデッキは、HPの高い2進化ポケモンEXを中心に、「ネストボール」や「ふしぎなアメ」など、進化前ポケモンの準備や育成をサポートするグッズ付きポケモンカードが収録されています。
特に「巣玉」は、どのようなデッキにも入れられる強力な効果(山札からたねポケモンを選ぶ効果)を持っており、デッキを組むときにはマストで集めたいもののひとつです。
ポケモンポケモンカードは、デッキのエネルギーの種類に合わせて入れる必要があります。しかし、種類に関係なく使えるグッズや、ポケモン育成のサポートポケモンカードも多いため、注目してみてしましょう。例えば、ビクティニに収録されている「ボスの指令」サポートも強力なのでおすすめです。
わからない人は「おまかせexスタートデッキ」を選ぶ
おまかせexスタートデッキは、exスタートデッキ8種+ドラゴン、無色デッキの10種のなかからランダムで入手できる商品です。何が手に入るかわからない楽しさがあり、550円と手ごろなためおすすめです。
【初心者必見】ポケモンカードの対戦で必要なもの
ポケモンカードの対戦には、主に5つのものが必要です。
デッキ | ダメカン | どくやけどマーカー | ポケモンコイン | VSTARマーカー | |
---|---|---|---|---|---|
概要 | ポケモンカードを60枚まとめたもの | ワザのダメージを計算するためのもの | 「どく」や「やけど」などの状態を表すもの | 表と裏が判別しやすいコイン | VSTARパワーを使用したかどうかを表示するもの |
必要な理由 | 必須のカード | ポケモンがどの程度ダメージを受けたかを把握する | 状態の変化をわかりやすくするため | 効果の処理に使用するため | プレイヤー同士がVSTARパワーの使用を把握するため |
これからポケモンカードを始めたい方やルールを覚えたい方は、上記のほとんどがセットになったスターターセットを購入しましょう。
ここからは、対戦に必要なものについて具体的に解説します。
デッキ
ポケモンカードマッチは、60枚のポケモンカードを使用するゲームです。
60枚のポケモンカードの組み合わせを「デッキ」と呼びます。デッキは様々ですが、初心者は自分の好きなポケモンをメインに使って戦うのがよいかもしれません。
ポケモンカードオフィシャルでは、60枚のデッキがセットになったスターターセットも販売しているため、セットを購入するのもよいでしょう。
ダメカン(ダメージカウンター)
ポケモンカードバトルは、相手のポケモンを攻撃してダメージを与え、倒すことで勝利を目指すゲームです。
ダメカンは、相手のポケモンにダメージを与え、与えたダメージを記録するために必要なアイテムです。その名の通りダメージを数えるもののため、ポケモンカード内では「ダメカン」と呼ばれます。ダメージカウンターには、紙製やアクリル製などがあります。
スターターセットなどを買うと、紙製のダメカンがもらえ、手軽に使いたいのであれば、スターターセットの紙製でよいでしょう。ただし、何度もバトルをする場合はアクリル製の方が使いやすいため、ポケモンカードバトルを長期間続ける場合は公式のアクリル製ダメカンをおすすめします。
どく・やけどマーカー
ポケモンカード内には「どく」「やけど」の効果を扱うルールがあります。
効果によって、ダメージカウンターに続いて毒や火傷の状態も記録されます。例えば、どく状態なら、手番終了時にポケモンチェックで10ダメージを受けます。
やけど状態なら、ターン終了時にポケモンチェックで20ダメージを受けます。コインを投げて表ならやけど状態が回復し、裏ならやけど状態が継続するルールです。
ポケモンコイン
ポケモンカード内には、コインの表裏で効果を処理するルールがあります。
例えば、コインが2回表なら、相手のポケモンを倒すなどです。コインの表か裏で、効果を処理します。
VSTARマーカー
ポケモンカードには、「VSTARパワー」というルールがあります。
試合中に1回だけ使える「VSTARパワー」には、特性とワザの2種類があります。
また、VSTARパワーを使用する際には、VSTARマーカーを裏返して、使用前か使用後かを記録することが可能です。
【初心者必見】ポケモンカードの対戦であると便利なもの
ポケモンカードで対戦するうえで必須ではありませんが、デッキケースやプレイマットなどはあると便利です。そこで、対戦時にあると便利なものを5つ紹介します。
スリーブ
スリーブは、カードを1枚ずつ入れる袋を指します。
カードが傷つかないようにすることはもちろん、シャッフルしやすくする目的もあります。
デッキケース
デッキケースは、持っていなければ不便です。
どの商品を使用してもよいですが、ポケモンセンターオンラインで販売しているオフィシャルポケモンカードデッキケースがおすすめです。
安いものは400円前後で購入できます。
プレイマット
その名の通り、遊ぶためのマットであり、ポケモンカードゲームをするときに重宝します。ポケモンカードが机に張りつかず、遊びやすい点がメリットです。
また、マットは紙製、ゴム製、布製などがあり、スターターセットEXには、山札の位置やバトルポケモンの配置がわかる紙製のプレイマットが付属しています。
なかでもゴム製のプレイマットは最も使いやすく、多くのプレイヤーが愛用しています。
コレクションファイル
コレクションファイルを持っていると便利です。
試合で使わないレアポケモンカードが当たった時などに収納できます。
ダメカンケース
ダメージケースがないと不便ですが、小さいタッパーでも代用できます。
なお、ポケモンセンターオンラインでは450円前後で購入できるため、購入がおすすめです。
ポケモンカード初心者がデッキを強化する方法
ポケモンカードの魅力のひとつは、「デッキ改造」です。 ここでは、スタートデッキEXを購入したばかりの初心者でもできる、強化方法を紹介します。
拡張パックを購入する
拡張パックや強化拡張パックは1~2ヶ月に1度発売されるため、都度購入をおすすめします。
デッキの新たな軸となる強力な「ポケモンEX」と、サポートするグッズやトレーナーが入っています。
以下では、特に強力なポケモンカードが多く収録されている「デッキビルドボックス」と「ハイクラスシリーズ」をチェックしてみましょう。
デッキビルドBOXを購入する
数年に1度、バトルで頻繁に使われるポケモンカードを大量に収録した「デッキビルドBOX」が発売されます。
様々なパックから強力なポケモンカードが収録されており、1度に手に入るチャンスなため、初心者から上級者まで欲しくなる商品です。
ハイクラスシリーズを購入する
ハイクラスパックは1年に1度発売され、1年間で発売や使用されたスタンダードレギュレーションポケモンカードを復刻した超強力パックです。入手困難なポケモンカードがパックから手に入るためお得です。
ハイクラスパックのほか、ハイクラスデッキと呼ばれる強力なデッキも数年ごとに発売されます。価格はスターターデッキより高いですが、購入するだけで強力なデッキが手に入ることが魅力です。
ポケモンカードを始めるにあたって必要なものをチェックし、バトルに備えましょう。
まとめ
ここまで、初心者向けにポケモンカードの始め方や必要なものに関して解説してきました。
買うべき商品やカード、必要なお金は、その人の目的によっても異なります。
ポケモンカードに興味のある人はこの記事を参考にして始めてみるといいでしょうl。