ワンピースカードでは公式大会や公認大会で行われるバトルにおいて、ルール上デッキに入れる枚数が制限されているカードがあります。
禁止カードや制限カードをデッキに使用しルール違反をした場合、敗退などの重い罰則(フロアルールによる)が課せられるため注意が必要です。公式バトルや大会に出場するときは、禁止カードが混じっていないかを十分に確認しましょう。
そこで今回は、ワンピースカードの禁止・制限カード一覧と、該当のカードが禁止になった理由を紹介します。
ワンピースカードの禁止・制限カード
ワンピースカードでは通常、同じカード番号のカードは4枚までデッキに入れることができます。しかし、公式大会や公認大会のバトルではデッキに入れる枚数が決められているカードがあります。
「禁止カード」と「制限カード」に分けられ、以下のように定義されています。
・禁止カード:デッキに一切入れることができないカード
・制限カード:1枚しかデッキに入れる事ができないカード
カード番号が同じでイラストが異なるカードも対応するカードと同じカードとみなされます。
カードナンバーの見分け方
カード番号は右下から確認できます。パラレルカードも同じカード番号のため、ノーマルカードとパラレルカードを合わせて4枚までしか入れることができません。
ワンピースカードの禁止・制限カード一覧
ワンピースカードの禁止・制限カードは使用しないように分けて保管しておくことがおすすめです。ここでは、禁止・制限カードの種類と公式から発表されている禁止の理由を紹介します。
モビー・ディック号【施行日:2023年4月1日(月)】
モビー・ディック号は、倍率は1.55倍、HPは6倍、アタック前のHPが30%以下の場合は86倍になるカードです。2023年4月1日から禁止・制限カードになりました。理由は以下のとおりです。
「「OP02-001エドワード・ニューゲート」と本カードを組み合わせた場合、「自分のライフが1枚以下~」の条件の達成が容易になうえ、このデメリットの影響が想定以上に軽微でした。また、ステージカードであるが故に対応が難しく、条件を満たした場合にゲームが決着する速度を大幅に早めています。加えて「OP03-003イゾウ」の追加により、高い確率で状況を再現することが可能でした。以上のことから大会での使用率、勝率ともに非常に高いうえ、ONEPEACEカードゲームの楽しさの一つである工房の駆け引きを著しく奪ってしまうカードになっていると判断したため、本カードを禁止カードに確定いたします。」
カバジ【施行日:2023年4月1日(月)】
カバジは、2023年4月1日から禁止カードになりました。理由は以下のとおりです。
「「OP03-040ナミ」と本カードを組み合わせた場合、自分からアタックを行わず対戦相手との攻防の駆け引きを無視してゲームの勝利を狙うプレイを、大きく促進する結果となりました。また、本カードの効果の「カードを引く枚数」と「カードを捨てる枚数」の関係上、「OP01-086超過鞭糸」「OP03-047ゼフ」などとの組み合わせにより、想定よりも効率よくデッキの枚数を減らしていくことを可能にしていました。「OP03-040ナミ」を使用したデッキには、他にも様々なカードの組み合わせ候補がありますが、検証の結果、今後の環境健全化を図るために本カードを禁止カードに設定いたします。」
サカズキ【施行日:2024年4月1日(月)】
サカズキは、2024年4月1日から禁止カードになりました。理由は以下のとおりです。
「本カードは、リスクが少なくカードを引くことができる効果によって、高い確率で理想の状況を再現することが可能となっており、特に大会環境において安定性の高さが他のリーダーを逸脱した強さとなっていました。また、色の組み合わせとして青色と黒色を持ちながら自由度の高い効果を持っていたことで、コストを下げる黒色と、デッキの下にキャラクターを除去する青色の組み合わせが想定以上に強力に発揮されて島市、トラッシュの活用やKO時効果などを無視した対処の難しい一方的なゲーム展開を強いるデッキとなっていました。類を見ない安定性によって他デッキ以上に高い勝率と使用率を持つ本カードをリーダーとしたデッキは、想定以上の除去能力によって他デッキの多様性を薄めており、ONEPEACEカードゲームの楽しさの一つであるキャラによる工房の駆け引きと、様々なリーダーを選べる多様背を著しく奪ってしまうデッキタイプと判断したため、禁止カードに設定いたします。」
大噴火【施行日:2024年4月1日(月)】
大噴火は、2024年4月1日から禁止カードに設定されており、理由は以下のとおりです。
本カード同様にコストを下げるカードは他にも多くありますが、手札を消費せず、条件もなくコストを下げることは本カードでしか行えません。 また、ゲームの序盤、中盤、終盤どの局面においても強力であり、黒色を含んだデッキで除去を行ううえでのリスクを著しく下げているカードと判断いたしました。
排撃(リジェクト)【施行日:2024年4月1日(月)】
排撃(リジェクト)は、2024年4月1日から禁止カードに設定されており、理由は以下のとおりです。
本カードの「相手に1ダメージを与える」効果は、黄色を含むデッキの特徴の一つである【トリガー】を踏まえたうえで、ゲームの決定力を大幅に向上させており、想定以上に対処が難しく黄色を含むデッキの勝率を大幅に向上させています。また、効果によって1ダメージを与える行為に対してコストが低く、容易に攻防の駆け引きを無視することが想定以上のストレスに繋がると判断したため、本カードを禁止カードに設定いたします。
トラファルガー・ロー(赤紫)【施行日:2024年9月1日(日)】
トラファルガー・ロー(赤紫)は、2024年9月1日から禁止カードに設定されており、理由は以下のとおりです。
・大会で半数以上の方が使用されていたカードで不利なデッキがないほど強すぎたため
・除去効果や展開スピードが想像以上に早すぎてゲーム性が失われていたため
エニエス・ロビー【施行日:2024年9月1日(日)】
エニエス・ロビーは、2024年9月1日から禁止カードに設定されており、理由は以下のとおりです。
・後攻1ターン目から使用でき、ほぼ永続的にコストをー2できる効果を発動できるため
・ステージカードで除外ができず対処が難しいため
ワンピースカードの禁止・制限カードに関するよくある質問
気に入っていたカード、使っていたカードが禁止・制限カードになってしまうと、「2度と使えないのか」「使うとどうなるのか」など疑問や不安を抱くこともあるでしょう。最後に、ワンピースカードの禁止・制限カードについてよくある質問を紹介します。
禁止・制限カードが解除されることはある?
禁止カードは解除されることがあります。
ワンピースカード公式サイトによると、更新時のゲーム環境によってはリストが解除される可能性があるとのことです。
禁止カードを公式大会で使用するとどうなる?
不正とみなされ敗北や、大会の出場権を失ったりといったペナルティを負うことになりますします。大会に参加する前に、自分のデッキに禁止カードが入っていないか確認しましょう。
禁止カードが発表されたのはいつ?
2023年4月1日からです。2024年4月1日にも追加で数枚が禁止・制限カードに設定されました。
まとめ
禁止カードになった場合、公式大会や交流会では使用できなくなります。昨日まで使っていたカードでも、禁止カードになったらデッキから外さなければなりません。せっかく購入したり、気に入っていたカードであったりしても、使用できなくなるのは寂しいものです。
なお、友達との対戦や非公式大会では禁止カードを使っても問題ありません。しかし、「強すぎる」「禁止・制限カードを使っている」と白い目で見られることもあるかもしれません。