発売されて以来、高い人気を博しているワンピースカード。バトルで楽しむだけでなく、コレクションを楽しむ人も増えており、完売続出で購入が困難なほどの人気です。
漫画やアニメで大人気のワンピースは、世界中で誰もが知っているほど知名度が高いです。すでに高値で取引されているカードもあり、その価値に期待する方もいます。10年後、20年後にカードの価値が上がることを見込んで投資をする方も多いようです。
そこで今回は、近年のトレーディングカード市場の盛り上がりや、今後のプレイヤーの需要など様々な要素を加味して、ワンピースカードの価値は10年後には上がるのか、寝かせるべきかを解説します。
また、ワンピースカードの投資方法、10年後に価値が上がるカードについてもあわせてチェックしておきましょう。
ワンピースカードとは?
ワンピースカードは、人気漫画「ワンピース」の連載25周年に発売されたトレーディングカードです。玩具メーカーの株式会社バンダイから発売されたカードで、2022年7月には「スタートデッキ」と「ブースターパック」が発売されました。
ワンピースカード投資
まず、ワンピースのカードは投資として適しているのでしょうか。それを判断するために、過去の値上がりの例を見てみましょう。
すでに人気カードとなっているのが、ブースターパック「ROMANCEDAWN(OP-01)」の「シャンクス」です。シークレットレア仕様(スーパーパラレル)のレアカードで、ネット通販サイトでは10万円~20万円で取引されています。
また、2022年11月4日発売のブースターパック第2弾にも、高値で売買されているレアカードがあります。特に「ポートガス・D・エース」のシークレットレアバージョンは、トレーディングカード専門店で10万円以上の値がついています。
同様のブースターパックが再販されなければ、各カードはさらに高騰することが予想されます。カードゲームそのものの人気が続けば、「ワンピース」のカードは投資対象になり得るといえるでしょう。
ワンピースカード投資のやり方
ワンピースカード投資をしたい方は、カードの売買場所を知っておく必要があります。主な売買先は以下の通りです。
ワンピースカードの購入場所から見ていきましょう。
- トレーディングカード専門店
- ECサイト(Amazon、楽天など)
- フリマアプリ
- ネットオークション
次に、ワンピースカードを売る場所です。
- トレーディングカード専門店
- フリマアプリ
- ネットオークション
すでに絶版になっているカードを個別に購入したい場合は、トレーディングカード専門店やフリマアプリ、ECサイト、ネットオークションなどを利用しましょう。ただし、傷や汚れがあると価値が下がってしまうため、品質をきちんとチェックすることが大切です。
さらに、売る場所によって値段が変わることもあります。時期によっても価格が変動するため、売る前に情報収集を怠らないようにしましょう。
ワンピースカード投資のメリット
他のトレーディングカードと比べて、ワンピースカードに投資するメリットは何でしょうか?主なものを2つ紹介します。
人気が高くファンが多いので安心
ワンピースカードの原作である「ワンピース」は、世界累計発行部数が5億部を超える世界的に人気の漫画です。話はもちろん、キャラクターや世界観にファンが多く、ワンピースカードの人気はますます高くなるでしょう。
新弾がすぐに売り切れて価値が上がりやすい
大会やカードの交流会など、公式主催のイベントが行われていることも投資対象となるポイントです。
バトルを行う環境があることで定期的に販売されたパックを購入する人が多いのです。そうなると、購入したい人よりも新弾の量が少なくなり価値が上がりやすくなります。
また、ブースターパックのほか、数十枚のカードが封入されたスターターデッキも多数発売されており、こちらも魅力的です。ただし、現時点ではスターターデッキにプレミアムはついていないため、購入する際は長期間の保有を視野にいれましょう。
ワンピースカード投資のデメリット
ワンピースのカードは歴史が浅いため、他のトレーディングカードに比べて値上がりするケースが少ない傾向にあります。また、相場が決まっておらず安定していないため、投資する際は慎重に情報収集をしなければなりません。
また、再販のリスクも注意すべきポイントのひとつです。品薄状態が続いているブースターパックが再販された場合、上記で紹介したような値上がりのカードが値下がりする可能性があります。
ワンピースカードは寝かせる方が価値が上がる理由
寝かせることで価値が上がるワンピースカードもあります。ワンピースカードは寝かせるべきなのか、10年後に価格が上がる可能性について解説します。
トレカ需要が高いから
子供から大人まで遊べるトレーディングカードの市場は近年急速に拡大しています。
トレーディングカードの特徴は、対戦ゲームとしての楽しみ方とコレクションとしての2つの楽しみ方ができることです。子供の頃に遊んでいた世代が大人になってから大量に購入したり、親子でプレイすることで、トレカの活況を呈しているようです。
トレーディングカード市場はここ10年ほど増加傾向にあり、今後も需要の増加が予想されます。
今後も多くのメディアで取り上げられる可能性があるから
原作漫画だけでなく、アニメ、映画、実写化アプリゲームなど複数のメディアで展開されているワンピース。
新たなメディアに展開するたびに話題を呼ぶことで、これまでワンピースに触れたことのない世代にも知られるようになり、新しいファンが増えます。
2023年にはNetflixで実写版『ワンピース』が話題を呼び、海外にもファンを増やしました。ほかにも、「ワンピース・オン・アイス」というアイスショーがあり、2024年にも再演が決まるほどの人気です。
トレーディングカードも、そのひとつといえます。今後も多くのファンがメディアに登場し、トレーディングカード市場にも参入してくることを予想すると、寝かせておいて損はなさそうです。
今後プレイ人口が増えそうだから
2024年5月現在、「ワンピース」のトレーディングカードが発売されてまだ2年ほどです。日本語だけでなく英語や中国語のカードもあり、海外ではオフィシャルショップもオープンし始めています。
そのため、日本だけでなく、世界に人気が広がる可能性は高いでしょう。
つまり、ワンピースカードは世界的にプレーヤーが増え、さらに高額で売買されるようになると想定されます。
10年後に価値が上がるワンピースカードの特徴
10年後、どのワンピースのカードの価値が上がっているかを予想してみました。他のトレーディングカードの動向や取引動向から、コレクションとしての需要を考えるのがポイントです。
シークレットレアカード
ワンピースのカードには6種類のレアリティがあり、その中で最高ランクは「シークレットレア(SEC)」。
ブースターには2種類しか封入されていないため、シークレットレアカードの価値は今後のリリースでも高まる可能性が高いです。
パラレルカード
トレーディングカードには「パラレルカード」が存在するが、ワンピースカードにもあります。パラレルカードとは、名前や効果などは一緒だがイラストが異なるカードです。
また、パラレルカードのなかには、パラレルカードよりも当たる確率が低い「スーパーパラレルカード」も存在します。
現在高額で売買されているものを見てみると、その多くがパラレルカードもしくはスーパーパラレルカードです。そのため、パラレルカードは今後も貴重な存在であり続けると思われます。
絶版パックのカード
カードの価値が上昇するかどうかの鍵は、将来的にどれだけ再販されるかです。これはワンピースカードに限らず、トレーディングカード界全体にいえることです。
現在発売されているブースターが絶版になるというアナウンスはありませんが、将来的にはそうなる可能性が高いでしょう。
絶版になり再販されないということは、流通が止まり、現在市場に存在するカードだけが残るということです。その結果、希少価値が高まり、人気が出れば価値が上がり続けます。
さらに、未開封であればその価値はさらに上がるため、未開封のパックやブースターを持っている方は寝かせておくとよいかもしれません。
初期に発売されたカード
トレーディングカードの世界では、初期のカードが長い年月をかけて高値で取引されることが多いです。
特に初版カードは、時間の経過とともに現存枚数が減少するため、価値が高くなる傾向があります。初版カードは再販カードに比べ非常に希少であるため、コレクターにとっては集めたくなるカードなのです。
また、時間が経ちプレイに使用するほど状態は劣化します。良い状態で保管しておけば、よいコンディションで買取されるため、さらに価値が上がります。
エラーカードや限定カード
エラーカードや大会の賞品として配布されるカードは、もともと枚数が少ないため価値が高くなりがちです。過去の傾向によると、コンテストの優勝者、入賞者、トーナメントの入賞者だけに配られるパックのカードは高額になる傾向があります。
今後、賞品としてカードが配られるトーナメントやコンテストがあれば、参加する価値はあるでしょう。
ずっと高値取引されているカード
高額で売買されている人気カードの価値は今後も上がり続けるでしょう。10年経っても手に入れたい人は多いはずです。
例えば、現在一番人気といわれている「P-SECシャンクス(スーパーパラレル)」は、当たる確率が低いこと、キャラクターの人気から、初回リリース時から人気がありました。
現在でも初回盤は入手困難なため、その価値は今後も上がり続けるでしょう。
ワンピースカードは買うべき?今後の価値は?
基本的には価値が下がりますが、カードによっては上がる可能性もあります。ワンピースのカードは、発売から1年半以上経った今でも人気のトレーディングカードです。
それでは、なぜ一般的に価値が下がり、一部のカードは上がる可能性があるのでしょうか。以下、市場動向情報をもとに、その理由を解説します。
流通量や再販数で変わる
ブースターパックに封入されているカードは、将来的にいくらで再版されるかがポイントになります。これはワンピースに限らず、トレーディングカード全般に共通することです。
再販されれば流通量が増えるため、希少価値は薄れ、価値は下がります。
反対に、再版されずに絶版BOXが出れば、該当のブースターに含まれるカードが市場に出回るだけです。その場合、レア度が上がるため、価値が高くなる可能性はあります。
希少価値が高いカードの価値が上がる
レア度の高いカードは価値が上がる可能性があります。現在、トレーディングカードの需要が高まり、一般的にレアカードの価値が昔より高くなっている状況です。
ワンピースのレアカードの例としては、コミックパラレルや大会記念プロモカードです。特に大会記念プロモカードは、現在でも高価買取されることが多いです。
ワンピースは世界中で人気の漫画であり、コレクションをする方が増えれば、レアカードの価値も上がるかもしれません。
まとめ
原作の人気を考えれば、ワンピースカードは投資対象になるかもしれません。すでに値上がりしているカードもあるため、早い段階で投資をして長期保有するのも一つの選択肢です。
ただし、相場が安定しておらず再販による値下がりのリスクもあるため、投資を開始する場合はしっかりした情報収集をしなければなりません。カードの価値は今後下がるのが一般的ですが、一部のレアカードは上がる可能性があります。ただし、これはあくまで推測であり、カードの価値は様々な要因によって上下することをご了承ください。