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【宿命の弾丸】GP千葉 主要デッキ紹介&評価【エボルヴ】

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初めまして、F野です。

今回は9/21~22に開催される「Shadowverse EVOLVE Grand Prix 2024 Autumn 千葉」の主要デッキの紹介&評価をしていきたいと思います。

以下項目に基づき★1~10(主観)で評価します。

  • デッキパワー
  • 安定感
  • プレイ難易度

なお、各サンプルリストについては直近のCSで好成績を収めたものから、自分で軽く回してみたものを掲載しています。
今季のエボルヴはかなり面白い環境なので、GP千葉に参加される方もそうでない方も是非ご覧いただけると幸いです。

この記事の目次

環境所感

【かげろう】一強環境であった前ヴァンガード環境とは打って変わって、今環境は超雑多環境です。

第11弾『宿命の弾丸』で各種クラスの「荒野」デッキが多数登場しました。さらに既存デッキの強化パーツが登場したことにより、環境は混沌としています。アグロ、ミッドレンジ、コントロール、コンボ系全て存在しメタが回っている状況です。

どの選択をしても基本的に裏目があり、全てのデッキにチャンスがあるといえるでしょう。

秘術ウィッチ

  • デッキパワー ★8
  • 安定感    ★7
  • プレイ難易度 ★8

前々環境の覇者【秘術ウィッチ】が新カードを引っ提げ堂々の復活です。
新規カードの《アーティストメイジ》は《お菓子の家》が可愛く見えるほどの回復性能を持っています。
他デッキの攻め手が強くなったがゆえ、回復量に心配があったこのデッキはの課題は完全に解決されました。

相変わらず《永劫を求む者・ケリドウェン》、《エレメントシャーマン・ライリー》、《真実の究明者・ファウスト》の3種の神器が揃ったときの破壊力はすさまじく、ありえないリソースアドバンテージで相手を圧殺します。

また、新カードの《大地の活用》も消費量が増えた「スタック」の供給に一役買っています。


《アーティストメイジ》の爆回復プランが増えたこともあり、《ライリー》と《久遠の秘薬》の重要度が高くなったように感じます。序盤にライフを削られても後半巻き返すことができるので、多少の無理が効くようになりました。

【課題】
土供給失敗or三種の神器にアクセスできなかった時の展開の弱さと、ミラーの泥試合での時間切れです。が、どちらもプレイで何とかなる範疇の問題なので練度に自信がある方はおすすめのデッキ選択です。

かげろう

  • デッキパワー ★9
  • 安定感    ★8
  • プレイ難易度 ★8.5

人類の恐怖の対象。チェンソーマンに食べてもらう計画が動いていてもおかしくない。
環境初期こそ新デッキの陰に隠れましたが、最近は入賞数をメキメキ伸ばしている印象です。

相変わらず《リザードランナー・アンドゥー》の+1/1修正によるゲーム破壊力は高く、各種カードパワーも相まって除去、押しつけ性能がとても高いです。序盤~終盤まで隙が無く、リソースゲームまで対応できる欲張り仕様。

各種トリガーや《ドラゴニック・オーバーロード・ジ・エンド》×2の理不尽ももちろん健在で、環境TOPにふさわしい風格をしています。
最近は各種「乗物」アミュレットに対応するために《魔竜戦鬼ヤクシャ》を1枚採用する構築をよく見ます。

【課題】
各種新カードの登場により、捲られる展開が増えたのも事実です。
《アーティストメイジ》+《ライリー》+《秘薬》は《ドラゴニック・オーバーロード》+《バーニングホーン・ドラゴン》や《ジエンド》の返しにジャストミートします。かといって早期決着のためにライフを詰めすぎると《《世界》・ゼルガネイア》を被弾してしまうなどの裏目も常に付きまといます。

ナイトメアの擁する《カオスルーラー・アイシィレンドリング》+《魔導列車》もばっちりキツく、大局観をもってプレイしないとライフが削りきれないことは多数あります。《従者レアス》のサーチで高い正答率が求められるようになった印象です。

個人的には今期の【かげろう】はかなり好きで、色々な対面と回すたびに発見があり楽しいです。

吸血鬼ナイトメア

  • デッキパワー ★7
  • 安定感    ★8
  • プレイ難易度 ★8

新規カード《カオスルーラー・アイシィレンドリング》の登場で強化を貰ったデッキの一つです。

以前の【吸血鬼ナイトメア】は《貴き血牙》等の各種バフスペルで《フォレストバット》を強化して序盤~中盤の押しつけを基本戦略とし、《ブラッドクイーン・ヴァンピィ》でライフを削りきるデッキでした。新弾後は《アイシィ》や《ゼルガネイア》などを積極的に採用し、《真紅のローズクイーン》を絡めたリソース&コンシード戦略を取るようになりました。

各種「吸血鬼」カードのシナジーは残しつつ、シンプルにカードパワーが高いカードを採用することでデッキパワーが上がりました。押しつけも対応も幅広く器用にこなせ、攻守のバランスが取れていることが強みです。

【課題】
【荒野ロイヤル】などの早いレンジの押しつけ性能が高いデッキとの相性が悪いです。基本的に序盤は各種「吸血鬼」カードをプレイするため、多面展開→ライフを削る動きに対しての防御力が低いです。《デッドペナルティ》や《バロン・ダブルフィール》などの除去カードも間に合っていないことが多々あり、早い段階で風下に立つと捲りきれないことが多い印象です。

とは言え、大局観によって出力が変わるデッキなので、メタと練度次第では十分選択肢に上がると思います。

荒野ロイヤル

  • デッキパワー ★7.5
  • 安定感    ★7
  • プレイ難易度 ★6

各種「荒野」カードを軸としたアグロ~ミッドレンジデッキです。
ロイヤルの強みである早期押しつけ性能は残しつつ、《ファントムデュオ・バニー&バロン》から出せる《魔導四輪車・V》や《カースドクイーン・ナハト・ナハト》によるリソース供給で継続的な攻めができるようになりました。

特に《ナハト》のテンポ奪取性能が強力であり、《従順な駿馬》等のバフカードも流れの中で自然に出せるため、先4で4/6の処理しづらいサイズに成長させる事ができます。万が一残ろうものならそのゲームは大体勝っている印象です。

【課題】
盤面0からライフを削る力がハチャメチャに高いわけではないため、盤面の除去が間に合ってしまうと押し切れない展開が多いです。また、【秘術ウィッチ】の《アーティストメイジ》絡みの展開がキツく、爆発的なライフゲインで不得意なゲームレンジに持ち込まれてしまう印象です。

とはいえ先後両方にドブンがあり、相手を有無を言わせずに破壊する性能はあるので無警戒ではいられない存在です。

荒野ナイトメア

  • デッキパワー ★5
  • 安定感    ★6
  • プレイ難易度 ★6

各種「荒野」カードを軸としたミッドレンジ~コントロールデッキ。

《アイシィ》のカードパワーと各種荒野カードのシナジーでリソースを保ちながら戦い、【かげろう】などのミッドレンジデッキに強いとされております。

このデッキに限らずナイトメアの《アイシィ》+《ゼルガネイア》のパッケージは非常に強力で、正直これだけでデッキになります。

【課題】
「荒野」シナジーを発揮するカード群のパワーが軒並み低いことですかね…
ハンドにかさばるとナニコレ?となることもあり、特に構築力が求められる印象です。

自然ロイヤル

  • デッキパワー ★6
  • 安定感    ★8
  • プレイ難易度 ★7

アンフェア枠として前環境から活躍しているデッキです。
アグロ~ミッドレンジを食いに来たデッキにめっぽう強く、ライフは一切狙わず《王たる光・ベイリオン》が森林伐採をして《スパルタクス》を着地させ勝ちます。

デッキの性質上サーチ&ドローを多くするため再現性がある程度あり、安定しているのが魅力の一つです。

また《アイシィ》+《魔導列車》のパッケージに対して《思わぬ躓き》がキラーカードで、アイシィさんが列車に乗り込んだ時にメイドがうっかり転ぶと列車が脱線して爆発します。

【課題】
アグロ~ミッドレンジデッキに対して戦い方を理解されていると厳しい展開を強いられます。横展開に対して弱いので、【荒野ロイヤル】や【かげろう】が不利です。

《思わぬ躓き》である程度は解消されましたが《王の一閃》が引けていないとコロッと負けることもあり、序盤~中盤をどう乗り切るかがポイントです。

その他デッキ

【荒野エルフ】、【コントロールナイトメア】、【荒野ビショップ】、【超越ウィッチ】など各種デッキはありますが、上記で紹介したデッキと比べると一段階パワーは落ちる印象です。(もしくは立ち位置が悪い)

総括

上記で紹介したデッキがひしめき合い、メタゲームを作り上げています。

  • デッキパワーで頭一つ抜けているのが【秘術ウィッチ】と【かげろう】
  • それらに対してメタ主張しているのが各種【ナイトメア】デッキ
  • さらにそれらを食いに来る【荒野ロイヤル】&【自然ロイヤル】

といった様相です。デッキが見つからなければ【秘術ウィッチ】or【かげろう】or【荒野ロイヤル】を使用するのが丸いといった所感ですね。

実際「秘術(かげろう)つえーw」と言いながら日々調整していますw

果たしてどのデッキが勝つのか、はたまたこれらを全て破壊するデッキが出てくるのか、GP千葉が楽しみです。

以上、ご覧いただきありがとうございました!

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この記事を書いたライター

F野

【主な実績】 2022年度 ■GP京都:プレーオフ進出(ベスト64) ■GP横浜:DAY2進出(147位) ■GP名古屋:DAY2進出(20位) ■GP大阪:準優勝 ■JCS:13位 2023年度 ■GP千葉:ベスト4 ■GP大阪:DAY2進出(34位) ■GP千葉:DAY2進出(81位) ■GP大阪(トリオ):準優勝 ■JCS:ベスト8 2024年度 ■GP東京(トリオ):予選落ち ■GCS静岡(トリオ):ベスト8 ■GP名古屋:DAY2進出(20位)

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