ワンピースカードの公式サイトには「起動メイン」と「ターン1回」について記載されています。
しかし、「いつ使えばいいのか?」「プレイしたターンに使えるのか?」「コスト(ドン!カード)は必要なのか?」など、疑問が多かったり、よくわからなかったりすることもあるでしょう。
そこで、ワンピースカードの「起動メイン」と「ターン1回」の使い方について解説します。
ワンピースカードの起動メインとは?
ワンピースカードの「起動メイン」は、自分のターンのメインフェイズにバトルがないときに発動できるスキルです。
この効果によって、自分のコストエリアのカードをレストするために「ドン!」を付与する、手札を1枚捨てずにキャラクターをレスト状態にすることができます。また、そのカードそのものに「ドン!」を付与することも可能です。
ただし、発動メインの効果でレスト状態にできるのは、手札にコスト3以下のキャラクターカードがない場合のみです。起動メインの効果でレストにするのか、手札を1枚捨ててレストにするのかは選べません。
メインフェイズ
メインフェイズは、4種類のアクションを行うフェイズ(シーン)です。
- カードをプレイする
- カードの効果を発動させる
- ドン!カードの付与
- バトル
最初に、キャラクターカードやステージカードを登場させます。次に、イベントカードの効果、キャラクター、リーダーカードの効果などを発動します。
メインフェイズの手順
次に、具体的なメインフェイズの手順を見ていきましょう。
リフレッシュフェイズ
自分のレストカード(横向き、つまり使用済み)をすべてアクティブにします。真上に戻す、つまり未使用の状態です。
付与されたドン!カードをコストエリアに戻し、コストエリアのレストしたドン!カードをアクティブに戻します。コストエリアとは、ドン!デッキから引いたドン!カードを置く場所です。
ドローフェイズ
デッキからカードを1枚引き、手札に加えます。最初のプレイヤーのターンには引けません。
手札の枚数は決まっていないため、好きなだけ持っても大丈夫です。
ドン!!フェイズ
自分のデッキからドン!カードを2枚、コストエリアに「アクティブ」として落とします。先攻プレイヤーの最初のターンのみ、ドン!カード1枚を「アクティブ」としてコストエリアに置きます。
メインフェイズ
カードをプレイしたり、カードの効果を発動したり、ドン!カードを付与したり、バトルしたりなどです。
カードをプレイする、効果を使う、バトルするなどのメインフェイズの間、「発動メイン」の効果も使えるという仕組みです。
エンドフェイズ
エンドフェイズは次の5つの手順で進めます。
- ターン終了時に発動する効果を持っている場合、発動して解決
- 相手がターン終了時に発動する効果を持っている場合、発動し解決
- 「このターン中」などの期限付きの効果をキャンセル
- 相手は「このターン中」などの期限付きの効果をキャンセル
- ターンを切り替える
ワンピースカードの起動メインは出したターンに使える?
起動メインは、出したターンに使用できます。
メインフェイズに実行できるアクションは、どの順番で実行しても問題なく、カードを出せば効果を発動できます。
キャラクターを出したターンに起動メインができる仕組みは次のとおりです。
- カードをプレイ
- カードの効果を発動
- ドン!カードを付与する
- バトル
この4つの行動はどの順番でも可能です。例えば、バトルから出撃メインを発動することで危険を避ける、ターンを有利にすることもできます。
ワンピースカードの起動メインにコストは必要?
コストが必要なアクションもあります。トラファルガーローを例に見てみましょう。
【起動メイン】【ターン1回】②(コストエリアのドン‼を指定の数レストにできる):自分のキャラが5枚いる場合、自分のキャラ1枚を、持ち主の手札に戻し、自分の手札から、戻したキャラと異なる色のコスト5以下のキャラカード1枚までを、登場させる。
②(コストエリアのドン‼を指定の数レストにできる)と書かれていますが、「ドン!」カード2枚(コスト)を使用(レスト)することで、「発動メイン」の効果を発動できることを意味します。
ワンピースカードの起動メインが使えるのはターンに1回のみ?
起動メインの効果は、基本的に1ターンに1度しか使用できません。ただし、使い方によっては複数回使用できるものもあります。
ターンに1回 | 文字通り1ターンに1度しか使用できません。ただし、場に同じ数字のカードが2枚ある場合、それぞれ1回ずつ使用できます。 |
このキャラクターをレストにできる | これは発動条件なため、効果で発動状態に戻すことができれば、再度使用することができます。 |
このキャラを持ち主の手札に戻すことができる | キャラを登場させる毎に効果が使用できます。 |
ワンピースカードのターン1回とは?
ワンピースカードのキーワード効果「ターン1回」は、1ターンに1度効果を発動できるという意味です。つまり、「1ターンに1度しか使用できない」ともいえます。
効果には複数の条件があるため、いくつかの効果が重なるケースについて解説します。
ワンピースカードのターン1回の5つのパターン
実際に、1ターンに1度の効果を持つカードは以下のとおりです。
- 起動メイン+1ターンに1回
- 自分のターン中+1ターンに1回
- アタック時+1ターンに1回
- ドン!×1+1ターンに1回
- ターンに1回のみ
主に5パターンあるため、それぞれについてチェックしましょう。
起動メイン+ターン1回
起動メインは自分のメインフェイズ中は常に発動可能です。自分のターンなら、1ターンに1回発動できます。
自分のターン中+ターン1回
自分のターン中に「自分のターン中」効果を発動していない状態で、相手のキャラがKOされた際に手札2枚を捨てず「ターン1回」効果を発動します。
例えば、ウソップの場合は「相手がイベントを発動したとき」であり、自分がアタックして相手がカウンターイベントカードを発動するパターンが考えられます。
このカードの注意点は、ドン!×1は相手がカウンターイベントを使用する前に付与しなければならず、ターンに1度しか使用できない点です。
アタック時+ターン1回
効果はアタックした時に発動します。ただし、他のカードの効果でレスト状態から再びアクティブになり、再度アタックした場合、1ターンに1度しか使用できないため、効果は発動しません。
ドン×1+ターン1回
ドン!×1は、あらかじめ付与しておかなければなりません。
アクティブになるため、再度アタックすることができますが、2回目の効果は使えません。
ターン1回のみ
ターンに1度、ライフ1枚でKOを防ぐ効果です。
2つの効果を持つカード
複数の効果を持つカードもあります。「シュガー」や「カイロス」、「レオ」、ドレスローザの「スレイマン」などのキャラクターは、「場合」と「その後」の両方を持っています。
公式には、「場合」と「その後」の定義が追加されました。
「シュガー」の「場合」はアフター効果の発動条件であり、「その後」は前述の効果とは別の効果として扱われるため、前述の効果が未解決であっても解決することができます。
- 「場合」を含む前のテキストが解決できない場合、次のテキストも解決できない
- 直前の「その後」テキストが解決できない場合でも、次のテキストは解決できる
特徴的なのは、発動条件がリーダー指定があることです。しかし、他のリーダーと併用する場合は、「その後」のエフェクトが処理されてしまうため注意が必要です。
相手のターンでターン1回の効果は発動できる?
効果は基本的に自分のターンにしか使えません。相手のターンに1ターンに1回効果を使うことはできません。
同じカードでそれぞれターン1回は使える?
同じカードでそれぞれターン1回は使えます。フィールド上に同じカードが2枚ある場合、それぞれ1ターンに1度効果を発動できます。
まとめ
理解しにくい部分もありますが、トレーディングカードのルールはいずれも少々難しいものです。初めてワンピースカードをプレイする方は、基本的なルールの把握や構築済みデッキなどを活用しながら少しずつ慣れていきましょう。