始めまして、黒系統のデッキを好んで研究しているシンジと申します。
今回は新弾直後の三人チームCSで私が使用しベスト8に入賞したルッチのデッキ解説です。
最後までお読みいただければ幸いです。
構築方針
ジャック、9カイドウという強力なカードが追加された黒系統、ブーストとサーチが増え足回りが強化された紫相手を意識してデッキを組みました。
赤紫ローは三人チーム故に当たる確率が三分の一である程度割り切りました。
このことを頭に入れて読んで頂ければと思います。
結果は赤紫ローとしか当たらなかったためベスト8と結果が振るいませんでした。
個人戦で考えるならば採用カードも変わってりますので、採用候補カードも最後に書いていきます。
デッキレシピ
採用理由
クイーン×4 OP08-080
ルッチ待望の大型キャラに触る事を可能にしたカード
ミラーでは7ジャック、9カイドウを場に出力できた枚数で決まるので
入れているだけで勝率が上がります。
黒系統が消え赤紫ローだけになれば抜いてもいいです。
嵐脚×2 OP07-096
7ジャック相手には勿論の事強力な大型キャラが多数追加され、エニエスロビーだけでは下げが足りない時があり採用。
ロングゲームになると小回りが利く優秀なカードですが、
赤紫ローやゾロの様な速い相手には墓地10枚溜まるまで時間がかかりすぎるので暇なときに発動してルッチ、カクのコストにしましょう。
速いデッキ相手には上記の様に使いにくい事、下げ側が足りないと思うシーンも1試合に何回もあるわけでは無いので二枚に抑えました。
エニエス・ロビー×4 OP03-098
黙って4枚入れましょう。
張り替えて4コスト下げるのに使う事も多々あるので考えなしに被ったからと捨てるのは止めましょう。
この構築では1クイーンを採用し、大型に触りやすい事から遅いデッキ相手は全力エニエスロビーをマリガンしていました。
ヘルメッポ×4 ST06-010
嵐脚の項で書いた通り過剰に下げが必要なシーンがあるので採用。
・カウンター値あり
・速いデッキ相手にも4ルッチと組み合わせて2面処理を狙える
・モリア最強の蘇生先
以上三点を評価し嵐脚ではなくこちらを4枚採用しました。
ルッチ×4 OP05-093
このカードの存在がリーダールッチと他の黒系統との最大の差別化点です。
二面の除去を出来ることから速いデッキ相手でも活躍するのが他の除去効果のキャラと一線を画してます。
モリアの蘇生先として墓地に居て欲しい上に手札にも欲しいので文句なしに確定4枚。
ボルサリーノ×4 OP02-114
黒ミラーにおける最大の課題が後攻です。
先攻最速で着地する7ジャックを後攻が綺麗に捲るのはアイスエイジ+7ジャックになるのですが、アイスエイジはカウンター値が無く更に安定して引き込む手段がありません。
非カウンター値を増やせば増やすほど不意の速攻による負けが多くなります。
そこで7ジャックを処理する方法での勝ち方は諦め、効果KO耐性のキャラを並べパンチ数で勝つことにしました。
ミラーの先攻側はドンに余裕がなく無料でブロック出来ることも多く、出たターンはライフを守りそれ以降は一生パンチします。
黒色以外のデッキにも強くだせる優秀なカードですが赤紫ローに対して強くないのが難点。
サボ×4 OP04-083
ボルサリーノの項で書いた通りミラーを意識して入れたカードです。
殴るときも打点が高く安心。
カク×4 OP03-080
特別弱い対面が存在しない為採用
ロビーが絡まなくとも処理可能範囲が高く先攻最速で出せば自身のアタックも含めてかなりのリソース差をつけることが可能です。
下げ側も多めに採用しているので大型の処理も可能でいつ絡んでも強いです。
この構築だとCPが多くないのでカウンター値でCPを切る等運用には気をつけましょう。
・ジャック×3 OP08-084
ミラー最強誰もとれない。
赤紫ロー等速いデッキ相手にも先攻時ならばぎりぎり間に合うのも高評価です。
ミラーを考えると減らしたくはないですが、7コストにしてはKO範囲が狭く、相手の大型が取れない為に出すタイミングを逃すと手札で浮き続ける事があるので、3枚に減らし1クイーンで拾う方向にしました。
・ゲッコー・モリア×4 OP06-086
全対面最強の大型…でした。
9コスト以上の大型が増えたことでモリア一枚で大型をKO出来る機会が減りました。
ロー相手にも序盤からルッチ、カクで除去を要求されてしますので墓地が無く蘇生先が無いことも多々あります。
しかし多少使いにくくなっただけで弱いわけでは全然ないので変わらず採用。
・カイドウ×3 OP08-079
ジャック以外のすべての大型をエニエスロビー込みで破壊耐性を無視して除去できる為大型連打をしてくるデッキすべてに最強
8モリア一枚でKOされることもなく、追加の下げと使用すればジャックも除去するミラーでも最強。
ジャックと同じ理由で三枚。
・2000カウンター×10
クイーンを採用しているため百獣は8枚固定。
残り二枚カリファとつるで悩みましたがエニエスロビーが無い時に除去とくっつき、モリアの蘇生先になるつるにしました。
カクのコストが不安な方はカリファにするといいです。
採用候補
現状2回連続公式の大型大会でベスト4まで赤紫ローという環境なので赤紫ローに筆者が個人的に強いと考えるカードを紹介します。
・アブサロム OP06-081
できれば4ルッチは二面除去できるターンまで温存したいのですが、赤紫ローの先2で出される3プリン、ブラックマリアを無視するわけにはいかず4ルッチを吐かされるのが厳しかったので後手2で出せる除去持ちキャラが追加で欲しいシーンが多々ありました。
また、4コスト除去キャラを8枚入れる事で今まで以上に強気にエニエスロビー全力マリガンをしやすくなるのも評価ポイントです。
・サボ OP07-118
黒黄、ミラーでも強くなくできれば入れたくは無かったですがここまで環境が一色になると入れざるをえないです。
エニエスロビーが無くとも除去範囲は十分なので安定感があるのがいいですね。
・ブルック EB01-046
個人的には結構否定的です。
赤紫ローには早いターンから除去を要求されるために、エニエスロビーが無いとどうしようもないこのカードを強く使う要求値があまりにも高いからです。
無論エニエスロビーがあれば最強なので採用するならば1~2枚に抑え、強い時にレベッカで拾って出す事が最も使いやすいでしょう。
しかし、赤紫ロー相手にそこまで強くないレベッカもあまり採用したくないので、エニエスロビー無しでも除去範囲が十分なカク、ルッチ、アブサロムを優先して採用すべきだと考えます。
・スパンダム OP03-086
ルッチ、カクに触りながら墓地を増やせるカード
赤紫ロー相手に墓地が無さ過ぎてきついシーンが多いので1枚でも絡めば相当違います。
ただしCPをある程度入れても外すことが多いためデッキ構築が難しいです。
外すことはある程度割り切って出す事になると思います。
最後に
最初書いた通りこの構築のままでは赤紫ロー相手は厳しいです。
しかしチーム戦に出られる方で赤紫ローを割り切って他全ての対面に勝ちにいくという私と同じ考えの人はこの構築を基盤にデッキを組んでみていただければ幸いです。
最低限赤紫ロー相手も絶対勝てないわけでも無いので、すべての試合で赤紫ローを踏み続けない限りはチームに貢献できると思います。
大変な環境ですがルッチを使いたい皆さん頑張っていきましょう。